歌手の水木一郎さんが肺がんのため74歳で亡くなった。その訃報に、親交の深かった著名人から悲しみのコメントが寄せられている。
1968年にデビューした水木さんは、「マジンガーZ」、「仮面ライダー」シリーズなど、数多くのアニメや特撮の主題歌を担当。持ち歌は1200曲を超え、「アニメソング界の帝王」として、親しまれていた。
漫画「マジンガーZ」の原作者・永井豪は、事務所のTwitterを通じてコメントを発表。
「水木さんは『マジンガーZ』のテーマソングを大ヒットに導いてくれた恩人です。マジンガーZが50年もの長きにわたって人気を保ち続けることができたのは水木さんのおかげです。毎回、歌うたび決して気を抜かず、愛と魂をこめてテーマを歌い続けた水木さんの力です。有難う!水木一郎さん。心からご冥福をお祈りいたします。」と、水木さんへの感謝の思いを綴った。
アニメソング好きで知られ、水木さんとイベントなどで共演経験があるタレントの中川翔子は、自身のTwitterに水木さんとの2ショットを投稿し、「水木一郎アニキがいない世界なんて信じたくない、アニキはまるで眠っているようでした。一緒にゲームしたりご飯を食べたり公私共に本当に娘のように可愛がっていただきました。アニソンで笑顔で繋がる未来にしてくれたのはアニキです。生涯現役で歌い続け愛と勇気を世界に照らしてくれた唯一無二の太陽」と、自身にとって水木さんが大きな存在だったことを明かしている。
歌手の影山ヒロノブ、きただにひろしなど「アニソン界」を代表する実力派シンガーによるユニット「JAM Project」は公式サイトで、「水木さんはJAM Project設立時のリーダーであり、ご周知の通りアニソン界のトップリーダーでした。2002年、JAM Projectとしては非常勤メンバーとなり若手にバトンを繋ぎ、いつもJAM Projectを温かく見守ってくださいました。これからも水木さんのアニソンを愛する思いを継承し、世界に誇る日本のアニソン創り、歌唱に邁進いたします。水木さんはJAM Projectの永久監督であり、アニソン界のレジェンドとして今後も多くの皆さんの心に力を与えてくださることと存じます。水木一郎さん、お疲れ様です。ありがとうございます。そしてこれからもずっと我々を見守っていてください。」と、感謝の思いと共に、水木さんを偲んだ。(『ABEMA NEWS』より)