かまいたちがセクシービデオでおなじみのマジックミラー号の歴史を学び、車体本体の衝撃価格や日本で2人しか展開できない驚きの仕掛けに驚愕した。
12月26日(月)、ABEMAにて人気お笑いコンビ・かまいたちの山内健司&濱家隆一がMCを務める冠番組「ぜにいたち」#55が放送。世界に誇る日本の桃色アイテムがどれだけのゼニを生み出したのか探る新企画「桃色メイドインジャパン」がスタートした。
今回のターゲットはSOFT ON DEMAND社が開発した「マジックミラー号」。外から見えないマジックミラー部屋を備え、羞恥心を掻き立てる演出で数々の大ヒット作品に貢献している。
案内してくれたのはSOD社のANZO監督。監督はマジックミラー号シリーズ150作品以上を手掛けているそう。
世界に一台しかないマジックミラー号は、扱い方が非常に特殊。監督は「展開作業はSODの車輌部スタッフが1人で行う」「日本に2人しかいないんですよ」と説明した。
普段は普通のトラックに見えるが、マジックミラー号の最後部には人や荷物を上げ下げできる昇降機つき。側面のカバーの中にガラス張りの部屋が隠されている。いざという時は荷台部分が約2倍に拡張しプレイルームが出現。逆サイドのウイングが開くと、ついにマジックミラーが姿を現す。部屋の中にはエアコンやシャワー室も完備されていて、山内と濱家は「すごいな」と食い入るようにVTRを見つめた。
監督は「電動部分の、ミラーが開くところや入り口がエレベーターというところに一番お金がかかっています」「元々4,000万円の予算だったんですがオーバーしてしまいました」と語り、なんと制作費は総額5,000万円にまでふくらんだそう。
マジックミラー号誕生のきっかけは、SOD社が4,000万円をかけた作品が大コケし会社の予算がなくなったこと。節約するため一般の人に声をかける“ナンパもの”にシフトしたのを受け、SOD創業者の高橋がなり氏がテレビマン時代にマジックミラーを使った経験を元に考案したという。現在のマジックミラー号は2代目で、26年間の乗車人数は約9,000人とのこと。
20,000万本越えの大ヒットを飛ばしたシリーズ作品もあり、監督は「5,000万円ぐらいは売れている」とシリーズの売上を説明した。
濱家「『バカやなー』の方やもんな、発想は」「アホなもん思いついたなーの方」とマジックミラー号のアイデアに感服。山内は「日本の素晴らしい技術」「海外のも見ますけど、海外はストレート」と大絶賛し、濱家は「サラっと『見ますけど』って言ったな?」とツッコミを忘れなかった。