不倫しやすい人の脳の特徴を脳科学者が解説「目先の欲に目が眩む人は大脳新皮質が厚い」
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 脳科学者の中野信子さんが坂上忍と対談。人間の脳はそもそも一夫一婦制になっていないと説明し、自制できずに不倫に走る人の脳の傾向を語った。

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 12月21日(水)、ABEMAにて坂上忍がMCを務める番組『デマ投稿を許さない』が放送。同番組は坂上がSNSのタブーに斬り込み、議論の嵐を呼ぶ禁断のトークバラエティ。ネット上で本当か嘘かわからない噂を広められたゲストを招き真相を直撃、坂上がデマ投稿にNOを突きつける。企画・構成は鈴木おさむ

 今回のゲストは脳科学者・中野信子さん。中野さんをまじえて、脳にまつわるいろんな噂やデマを検証していく。

 ネット上の「不倫がなくならない原因は脳の仕組みにある」という噂について、中野さんは「(脳が)そうできているから仕方ないよね」と真実と認めた。中野さんは「哺乳類のうち一夫一婦型の哺乳類は3%しかいないんです」「人間は一夫一婦型じゃないです」「脳としては、再婚もできるし、側室がいる時代もあり、一夫多妻の国もあり、多夫多妻の国もあり。脳は決まったパートナーだけを認識するようにできてないです」と解説した。

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 坂上が「一夫一婦制は何?」と聞くと、中野さんは「プレーリーハタネズミ」と例を出し、「一度パートナーができると、脳が絆を作って他の個体を認めない」「裏切らない(笑)。(引き離されても)その人との思い出に生きていく。でも人間はそうじゃない」と説明した。坂上は人間とプレーリーハタネズミの違いに納得。「なんで不倫しちゃったからって仕事を失う世の中になってるんだってことですよね」と深くうなずいた。

 坂上は「自制が効く人と効かない人の差は?」と聞くと、中野さんは「前頭前野という場所があって。ここがブレーキをかけるかかけないかの違いなんです。大脳新皮質の厚さが人によって違う」と説明。「厚い人の方が自制は効きますけど、計算して見つからないようにやるのもここ(大脳新皮質)」「不倫して見つからないのが一番人間らしいと言えます」と語った。
大脳新皮質の厚さは見た目にはわからないが、計測は可能。ちなみに中野さんは相手と話した時の印象からなんとなく察するそうで、「目先の欲に目がくらむ人は大脳新皮質が厚い」と傾向を語った。

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 坂上が「僕はどうですか」と気にすると、中野さんは「坂上さんはめちゃめちゃ計算できるタイプでしょ」「鍛えられている方」と厚さに太鼓判。「(大脳新皮質が)厚くなる時期がある。子供の時期に大人の中で揉まれるのは、めちゃめちゃ英才教育なんです」「他の人が計算できないところも、無意識に計算できているはず」と分析した。

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