俳優・本宮泰風と山口祥行、坂上忍、鈴木おさむが、昔は外で撮影する時に「地回り」と呼ばれる“本物”に一升瓶を持って挨拶に行き、撮影現場を“ガード”してもらう暗黙のルールがあったと語った。
12月28日(水)、ABEMAにて坂上忍がMCを務める番組『デマ投稿を許さない』が放送。同番組は坂上がSNSのタブーに斬り込み、議論の嵐を呼ぶ禁断のトークバラエティ。ネット上で本当か嘘かわからない噂を広められたゲストを招き真相を直撃、坂上がデマ投稿にNOを突きつける。企画・構成は鈴木おさむ。
今回のゲストは話題沸騰のVシネマ『日本統一』メインキャストの本宮泰風&山口祥行。「任侠ドラマって実は本職の方たちとズブズブの関係」というSNSの噂が話題に出ると、坂上は「いやー、そうですね!」とゲストを差し置いて即答し、「僕が知るのは30年前の話」「ズブズブの時もあった」とキッパリ。
本宮は「今はコンプライアンスに気をつけなきゃいけない。もうあの頃はだいぶ違います」と証言。坂上が「昔は脚本を書く時に本職の人を呼んだじゃないですか」と聞くと、本宮は「昔は実録っていうのがありましたね」「今はそういうのもないですね」と明かし、坂上は「クリーンな現場だ、意外」と納得。本宮いわく「今は(本職と関わりのある)噂の人は多分キャスティングされない」とのこと。
昔のVシネマは撮影の時、地回りの“本物”に撮影時のガードをお願いしていたそう。「今は逆に警視庁に道路使用許可証を取ってます」と山口。
坂上が「昔はロケの時、そこを仕切っている組の人に一升瓶を持ってご挨拶に行った。そうするとなんとな~く守ってくれた」と暗黙の了解ルールを明かすと、鈴木は「バラエティーにもありました。“そういう場所”だと、挨拶に行かないと怒られるとか」と語り、本宮も「昔はありましたよね。任侠ドラマやVがシネマは…って言われますけど、昔の普通の民法ドラマも“そういうところ”に挨拶した。そういう時代だった」と説明した。
坂上が「っていうか、ファンがいるでしょ?“本物”の方の中に」と聞くと、本宮は「『兄貴~!』ってね(笑)」と、かなり声をかけられると告白。「お酒飲んでいると『あちらの方から』って言われることがあって。丁寧にお断りして気持ちだけ受け取ります」とのこと。また、写真撮影をお願いされた時も「写真も、(危ないなって思う人は)ほぼ断っています」と危機管理に気を配っていると語った。