格闘家の青木真也が呂布カルマとのディベート対決で、長年ビッグスポンサーからのオファーを断り続けてきた理由を告白。「金だけ出すって奴はいない」「民衆から応援された方が揺らがない」と自身の哲学を貫き、呂布を論破した。
10日、ABEMAとテレビ朝日が共同制作する新バラエティー枠『ネオバズ!~BUZZる!ネオバラ~』(以下『ネオバズ!』)にて『マッドマックスTV論破王』が放送された。
お題は『ビッグスポンサーからのオファー、受けるor受けない』。青木は「スタンスとして一切そういうのは断ってきた」と明かし、“受けない”の立場を取り「叩けばホコリが出る」と意味深発言。“受ける”の立場の呂布も何か思い当たる節があるようで「叩かなくても出てますね」と同意していた。オファーを断ってきた理由について青木は「イメージで商売しているとよからぬことがあった時に叩かれるリスクがある。僕のイメージからして大きなスポンサーに応援されて成り立った形をしていると思いっきり影響を受ける」と明かした。
青木は「必ず応援してくれる人の想いが乗るもの。『どうして欲しい』って想いが入るから応援されたくない」と言い、「自分の作るものだったり、表現するものに違った想いが入る可能性があるから」と明確な理由を述べた。「ビッグスポンサーが応援をしてくれる場合は全然良くないですか?」と聞かれても、「金だけ出すって奴はいない。金を出したら口も出したくなる」と、否定的な考えを崩さなかった。
青木はスポンサーから大金をもらうよりも「千円、2千円でも民衆から応援された方が揺らがない」とコメント。「そっちの方がよりリアルな気持ちが入らない?」と聞かれても「やっていることの対価として応援している」とあくまで客のためスポンサーとは違うと考えを示した。ディベートが続くなかで呂布は「試合の内容って実際に出してみるまでわからない。そこを希望込みで買っている。想い乗っけてきますよね」と指摘。
だが青木は「想いは乗っけるけどそれは聞かねぇよ」と明言し、「ラップや表現をする中で客の想い聞きます?」と呂布に噛みつき。珍しく返答に戸惑う呂布の姿に「劣勢なってる」と声が上がり、青木は迷いなく「だったらそれ音楽の否定だよ」とバッサリ。呂布が「でもスポンサーは受ける」と拮抗するも、「自分の立ち振る舞いに対して口出しされた時に聞くの?」と異を唱えた。
判定は呂布1票、青木3票で青木の勝利。スタジオトークでは白熱した対決だったと盛り上がる一方で、「2人はどんだけホコリが出るの?」「青木さんね、特に」「呂布さんが一瞬思い出してる時間なかった?」と2人はどれだけやばい秘密を抱えているのかと話題になっていた。