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 昨年6月に幕張メッセで行い、4万人を動員した日本公演も盛況に終わり、日本での人気も右肩上がりのASTRO。そのメンバーの中からムンビン、ユンサナの2人によって構成されたユニットが、約10カ月ぶりとなる3rdアルバム「INCENSE」を1月4日にリリースした。明るく爽やかなASTROとはひと味違う、2人のセクシーな魅力が、ユニット活動では炸裂している。新譜の聴きどころや2023年にやってみたいこと、さらに年末に出演して話題を集めた「逃走中」のエピソードなどを、ムンビンとサナに訊ねた。

【映像】ASTRO、日本のファンに向けて特別メッセージ


「僕たちの全部がセクシー」な新譜の魅力 サナはラップに挑戦!

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 「INCENSE」とは「香り」を意味する英単語。昨年3月にリリースした2ndミニアルバム「REFUGE」では“隠れ家”を創造した2人だが、新譜「INCENSE」には「隠れ家の中で、禁断の材料を使ってでも自分たちだけの香り(音楽)を作り、みんなを幸せにしたい」というメッセージを込めたという。

 「香水もそうですが、香りって付けたら残るものじゃないですか。そういうふうに、僕たちの音楽やステージも人々の記憶に残ってほしいという思いを込めて、香りをテーマにしました」(ムンビン)

 清涼なイメージの強いASTROとは異なり、ムンビン&サナの楽曲ではこれまでもセクシーさが際立つ楽曲が多かったが、「INCENSE」でもその色気が存分に発揮されている。自身がセクシーであるために心がけていることを尋ねると、ムンビンは「運動などはもちろんずっと続けてきていますが、それ以外で言うと、着飾らないことが一番カッコいいと思っています。歌手や俳優などさまざまな分野で活動させていただいていますが、その時その時の場面に合わせて全力で取り組むことがセクシーなんじゃないかな」とコメント。さらに笑顔を浮かべながら、「僕たちの全部がセクシーです」と日本語で断言してくれた。

 リード曲「Madness」は力強いベースサウンドが印象的な楽曲。ムンビン&サナの魅力が、止まることなく広がる香りに例えて表現されている。普段ASTROではリードボーカルを務めているサナは、この楽曲でラップに挑戦したという。

 「今回初めてラップに挑戦してみましたが、声の出し方なども全然違ったりして難しかったです。完成した曲を聴いても、自分のラップのパートはちょっとぎこちない感じがして。聴いてくれた方が『カッコいい』と感じてくれたら嬉しいです」(サナ)

 また「Madness」のミュージックビデオは、これまで2人が発表してきた「Bad Idea」と「WHO」のMVから連なる内容となっている。

 「『WHO』の最後に付いていたクッキー映像(エンドクレジットの後に流れる短い映像)の続きから始まるストーリーが、『Madness』では描かれています。カット割りも激しくて、見応えのあるMVになっていると思います」(ムンビン)

 1本の作品としてはもちろん、既発曲からの流れで鑑賞してみても楽しめそうだ。
 


ユニット活動を重ねてきて「2人の呼吸がより合わさっている」

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 「INCENSE」には全6曲が収録されており、3曲目の「이끌려(Desire) 」はムンビン、4曲目の「바람(Wish)」はサナのソロ曲。2人がそれぞれの曲で作詞作曲に参加した意欲作だ。サナはムンビンの「이끌려(Desire) 」はメロディがとても頭に残ると力説し、「すごく印象的だったので、初めて聴いてすぐに一緒に口ずさんでいました。ムンビンさんにとてもよく似合う曲だと思います」と紹介。一方、ムンビンはサナの「바람(Wish)」について「サナはバラードが上手です。今回の『바람(Wish)』もバラード調なので彼にとても似合うなって。いつかサナが作曲したバラードをASTROで歌えたらなとも思いますし、日本オリジナル曲としても発表できたらいいなと思います」と、今後への意欲も交えて語ってくれた。

 通称“タンコンズ”としてAROHA(ASTROファンの名称)から親しまれる2人が、ユニットとして活動を始めて早2年。6人組のASTROとして活動する際とはマインドも異なりそうだが、2人の関係性はどのように発展したのだろうか。

 ムンビンは「練習生の時からずっと一緒にいますし、ASTROの活動も続けてきたので、ユニットがあったから仲良くなれたとかそういうことではなく…」と前置きしつつ、「サナはASTROだと末っ子の立場ですけど、ASTROの活動と違って、ユニットでは自分1人でできる表現をより探究している気がします。率先して引っ張っていく感じがユニットではより強くなっているよね」と分析。一方サナは、「最初の頃は2人で合わせることより、自分たちの魅力を見せることに集中していたんです。でも最近では、海外のイベントも含めいろんな舞台に出させていただく中で、2人の呼吸が合わさっている感じをもっとアピールできるようになってきた気がします」と、ユニット始動時からの自分たちの成長を振り返った。


「逃走中」撮影秘話 そして2023年の抱負は?

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 2022年は韓国で3年5カ月ぶりとなる単独コンサートを行い、日本での2日間にわたるワンマンライブも好評を博したASTRO。ムンビンが「たくさんのことを経験させてもらいました。幸せな記憶ばかりで、本当に良い1年でした」と充実感に満ちた顔で語った一方で、サナは「(韓国の数え年で)23歳になったんですけど…23歳でしか味わえない1年だったと思います」とぼんやりとした口調で回答。これにはムンビンが「だからそれがどんな1年だったって聞いてるの!」とツッコミ続け、和気あいあいとしたムードで和ませてくれた。

 年末に放送された人気番組『逃走中』(フジテレビ系列)への出演も話題となった2人。惜しくも賞金獲得には至らず、「もうちょっと頑張りたかった。惜しかったです」(ムンビン)と悔しそうな表情を浮かべる。しかし収録はとても楽しかったそうで、ムンビンは「本当に素晴らしい番組です。ハンターはすごく足が速いし、背も高くて、なのにしゃべらないから本当に怖かった!めっちゃハンターです」と称える。サナは収録後にもハンターに会ったとき、「撮影が終わっているのにハンターは無表情なままで、プロだなと思いました。コンセプトが徹底していてすごいです」としみじみ語っていた。

 「INCENSE」のリリースから始まった2人の2023年。ムンビンは「今回のアルバムのテーマである香りのように、自分たちの魅力を広げて、自分たちをもっとたくさんの方に見てもらいたい。そして自分たちもファンの方々も満足できる良い年にしたいです」と抱負を語ってくれた。そしてまた来日公演を行うとしたらやってみたいことについては「日本の歌を歌いたい」(ムンビン)、「今まで見せたことのないステージをお見せしたいです。例えばアルバムのカップリング曲とか」(サナ)とそれぞれ述べ、加えてサナは「コンサート会場で声援を出せない状況が続いているので、「叫べー!」って僕たちが言ったら一緒に声を出してもらえるような、そんなライブができたら嬉しいです」と期待を込めて語っていた。

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インタビュー・テキスト:岸野恵加 (写真は提供)

MOONBIN&SANHA(ASTRO) ​ 3rdアルバム「INCENSE」

MOONBIN&SANHA(ASTRO) 
3rd Mini Album[INCENSE]
■韓国発売:2023年1月4日(水)
■日本発売:2023年1月11日(水)

ASTRO JAPAN OFFICIAL 
ホームページ:https://astro-aroha.jp/
Twitter : @jp_offclastro

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