首長に立候補する若者を増やすためにどうすればいいのか。ABEMA『NewsBAR橋下SP 言いたい放題 新年会SP』で議論を交わす中で、古館伊知郎氏が「議会のエンタメ化」を提案した。
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古舘伊知郎氏は「Z世代と言われる若い世代は、国会の予算委員会や衆参の論戦を見て、怒って政府側を追及している野党の人を『怖い』と言う。考えてみると、お笑いの世界でもお客さんをガンガン挑発するようなツッコミは少ない。サンドウィッチマンやバナナマンがなんでこんなに売れるのか。自分たち同士のツッコミやいがみ合いを見せてくれて面白いが、絶対にお客さんを挑発しないし、誰も傷つけないからだ。若者は仲間だけでマイルドヤンキー化して、ネット言葉をみんなで楽しんでいる」と分析。
その上で、「これはちょっともったいない。政治に向かわせるためには、予算委員会こそもっとエンタメ化するべきだ。議長が『◯◯総務審議官』と名前を読んで、出てきたら『先程も申し上げたとおり、こうなっております』と発言して戻ってくる。そして、また呼ばれると出ていく。あの間がイヤで見るのを辞めてしまうが、これをエンタメ化しないと。各議員が入ってくる時、野党議員だけテーマ曲をかけるべきだと思う。テリー伊藤さんと組んで、『国会中継をやらせてくれ』『2階席で実況中継を。副音声でもいいからやりたい』と言ったが、全部しがらみ・法律でダメだった。国会の視聴率が上がらないと」との考えを述べる。
石丸伸二・安芸高田市長が「議会で立ったり座ったり、演台に出るのが無駄なので自席で立って喋るようにしたら、テンポがよくなる。ガミガミ言われたが、押し通してやっている」と紹介すると、古舘氏は「意味のない往復で考える時間を与えて、間延びさせてつまらなくさせて、野党の追及を緩和して、おとぼけが通じるようにさせている。山際さん(前経済再生担当大臣)が、『旧統一教会の関連団体のイベントに行った資料があるのであれば、私は行ったというのが自然なのであろう』と言ったが、もう何を言ってるんだと。もっとクエスチョンタイムを増やしてテンポよくやり合わないと」と指摘した。(ABEMA/『NewsBAR橋下SP 言いたい放題 新年会SP』より)