今週末に迫った参議院選挙。AbemaTVのメインニュース番組「AbemaPrime」では、月曜MCのウーマンラッシュアワー・村本大輔(35)が4日放送回で「選挙投票に行ったことがない」と告白したことから、8日放送の同番組では急遽特集が組まれた。
■メディアの取り上げ方にも疑問
投票に行く気持ちになかなかなれないという村本は、最近、映画『立候補』を観て、「マック赤坂さんとかが出ている映画。(泡沫候補の)みなさんが一生懸命選挙をしているのを見て、この人達が一生懸命やっているなら、少し勉強しようと思った。」と、なんとか理解しようとしている姿勢をみせる。
「愛を持って欲しい。誰も候補者全員を言えない。みんなデータをさらってくるだけ。薄いんです。在日韓国人の黄 潤雅さんが『どうか私の代わりに一票入れてください』と言ったことは、心が動いた」
「(選挙の立候補者について)ネガティブなニュースばかり(が目立つ)。立候補者をヒーローのように扱いたい。(元都知事の)舛添さんといえば、悪いことしか無い。こういう功績を残したというのは取り上げない」
と熱弁をふるうが、ゲスト出演のTKO・木本武宏は「テレビなんか視聴率が大事だから。新聞なりで自分で調べるしかない」、レギュラーのお笑い芸人・石井てる美(33)が「実際の芸を見てもないのに、この芸人はつまらないと言っているようなもの。関心を持たずけなしているだけじゃないか」と“自分で調べることも大切”と説得。
これらの意見に対し、村本は
「アホな僕に教えてもらいたい。僕は、1人暮らしで、お笑いのネタのことだけ考えて、政治に頼るという自覚がないまま生きてきた。でも本当は(投票に行く理由が)あるはず。(投票に行ってない)50%を動かしてくれるような人に会いたい。僕はタバコも吸わないし、缶コーヒーも飲まないんです。タバコは健康に害があり、缶コーヒーは大量の砂糖が入っている。それを小学校の時に学んだ。政治も小学校の時から分かりやすく教えればいい」
と、幼少期からの政治に関する教育の必要性を提案した。
■「このままでは○○になる」は逆効果
番組の視聴者から「無茶苦茶いろんな大人が真剣に喋っているのを見て、選挙に行こうという気になる」とTwitterでコメントがあったことが紹介されると、村本は「選挙を行ってない人が声をあげて闘うことで興味関心が高まる。行ってない人と行っている人が激論すべきなんだ」と、今回の発言の真意を語る。
村本は「極端なことを言う政治家がいっぱいいる。『日本がこのままでは◯◯になる』というのは極論で、もっと身近なことを言わないと、それは単なる脅迫でしかない」「年金も義務だから払っているが、この先もらえるかどうかは考えてない。それより、自分で貯金して貯めたほうがいいかなと。犯罪が多いから、警察官になろうという人は決して多くない」と政治家が訴えかける内容にも問題があるとした。
■「彼女をつくる」
VTRで在日韓国人の黄さんが「子供がいれば、子供の未来を考える」と発言したこともあり、TKO・木本が、村本がもっとも“リアル”に捉えられそうな話題として「ちゃんとした彼女をつくろうや」とまとめると、経済評論家の川口は「子供手当てや、教育問題など、色んなものが関わってくる」とコメント。さらにRAGFAIR・土屋は「子供ができると、役所に行く数が圧倒的に違う。公園や保育園の問題も大きい。自分のための人生が、子供のための人生になって、5年後、10年後、その先を考えるようになる。言われるだけでは分からないと思う」と自身の経験を元に持論を展開した。
さて、村本はどうするのか――。村本が今回の参院選で投票に行ったかの結果は、11日月曜放送の「AbemaPrime」で報告する予定。