M-1王者の座を手に入れたことで“普通のおじさん”に近づいてきた長谷川に対する悩みを、相方・渡辺が打ち明けた。
2月3日(金)よる9時より、ABEMAにてオリジナルバラエティ番組『有田哲平の引退TV』#5が配信。
同番組は“引退”を決意したくりぃむしちゅー・有田哲平による異色のオリジナルバラエティ番組。「きわめて近い将来引退をします」という有田の“引退宣言”から幕を開けた本番組では、有田が共に一線を退くべきではないかと考える芸能人に引退勧告を行っていく。有田と共にMCを務めるのはフワちゃん。なお数々のヒット番組を手掛けてきたディレクター・名城ラリータ氏が総合演出を務める。
今回白羽の矢が立ったのは2021年M-1グランプリ王者である錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)の2人。長谷川の同期である芸人・タカアンドトシが引退勧告人となり「ピークを越えて落ちてく様を見たくない」と2人に引退を勧めていく。
40歳と34歳で運命の出会いを果たし、結成10年目で見事M-1王者の座を手にした2人。しかし彼らには今、大きな悩みがあった。「(この1年)やってきて、正直手応えあったことはないですね。『よっしゃ!』っていうのが1回もなかった。満足したのが1回もない」と語る渡辺。そしてまた長谷川も、手応えを感じられていないと明かした。
するとタカトシは「(タカアンドトシと錦鯉が)『お笑い向上委員会』に出演してめちゃくちゃウケた時あったじゃん?」と記憶をたどり「今田さんが涙流して笑ってたよ?」「あれ終わった後、手応えないって言ってたからね」と長谷川に指摘する。すると長谷川は「自分から発信で面白いこと言った感じじゃないというか、周りに助けられてる…」と内省し「自分で計算して笑いとったことある?2022年」と質問するタカに「無いかもしれない」と答え「それは27年間ある?」と質問を重ねてきた渡辺にも「無いかもしれない」と答えた。
さらに、これまで長谷川の“お馬鹿”というベースの上にある『貧乏』『ズボラ』といった部分を渡辺がツッコんで笑いをとってきたが、M-1をとったことでお金を持つようになり10kg太り歯を入れ、どんどん長谷川が普通のおじさんになってきてしまったと嘆く渡辺。段々とイジるところがなくなってきて渡辺は「あれ、この人10年間ボケたことなかったな」と気付いてしまったと言うのだ。「俺がツッコむとこなくなって、この人ボケないから、この先武器やべぇな…」と悩んでいると言う渡辺。そんな由々しき問題に、スタジオの有田も「シビアな話だな~」と苦笑いを浮かべた。そして今後、「お金を手にした長谷川をどうプロデュースしていくか」が大きな課題だと話す渡辺。タカは「やっぱちゃんと考えてる。全然(長谷川)と違う」と渡辺を褒め、長谷川は1人複雑な表情を浮かべていた。
そんな激動の1年を駆け抜けた錦鯉が語る苦悩と、中年で売れた錦鯉の危うい未来。果たして錦鯉は、『引退』を受け入れるのか――?続きはABEMAにて配信中だ。