2月2日(木)20時より、グローバルボーイズグループを誕生させるオーディションプロジェクト『BOYS PLANET』の第1話がABEMAにて国内独占無料放送された。
【映像】「ただ者じゃない」ダンス歴わずか1年の16歳のパフォーマンス(1時間10分頃~)
2021年8月から10月までオンエアされ、9人組ガールズグループKep1erを誕生させた『Girls Planet 999 : 少女祭典』の男性版として放たれる『BOYS PLANET』。Kep1erは2022年1月にリリースしたデビュー曲『WA DA DA』が世界的ヒットを飛ばし、その後の活躍も広く知られている通りだ。『Girls Planet 999』では日本、韓国、中国から参加していたが、『BOYS PLANET』には84の国と地域の応募者の中から選出された。韓国からのKグループ、それ以外の国と地域のGグループとして2つに分かれ、デビューを目指しさまざまなミッションに挑んでいく。
個性豊かな練習生が集合!PENTAGONフイの歌唱力に「レベチすぎる」
会場の扉が開かれると、次々に姿を現す練習生たち。入場前に胸の名札へ「スターシール」を貼るコーナーでは、遠慮がちに1枚だけ貼る練習生もいれば、自信たっぷりに4つの枠をはみ出して7枚も貼る強者もいた。Kグループにはさまざまな事務所から精鋭が集い、Gグループでは国際色豊かなメンバーが個性を放つ。緊張感も漂いながら和気あいあいとした空気で場内が賑わっていく中、Kグループ最後の1人として入場したのは、なんとPENTAGONのフイことイ・フェテク。すでに人気グループのメンバーとして活躍している彼がなぜオーディション番組に参加しているのかと、参加者の間にどよめきが起こる。フイはすでに1位の椅子に座っていた練習生に席を譲ってほしいと呼びかけ、圧倒的な歌唱力を披露。あまりの実力に座っていた練習生は即座に席を退き、視聴者のコメント欄やTwitterにも「フイくんレベチすぎる」「歌うますぎ」と感嘆の声が上がっていた。
第1話の冒頭では、“スターマスター”のファン・ミンヒョンが「果たして全世界が望む次世代のK-POPグループの姿はどんなものでしょうか。その答えはK-POPファンのあなたにあります。あなたと私はこれから“スタークリエイター”です」と視聴者に呼びかけていた。そう、デビューメンバーはスタークリエイターと称された視聴者による投票を100%として決定されるのだ。デビューメンバーの椅子は9つ。そして練習生たちを厳しく温かく導くコーチとして、ボーカルマスターのイ・ソクフン、ソルジ(EXID)、イム・ハンビョル、ラップマスターのpH-1、ダンスマスターのペク・クヨンとチェ・ヨンジュン、LIP Jというそうそうたる面々が姿を現した。
ここで、入場時に練習生たちが名札に貼っていたスターシールの意味が明かされる。それぞれ自身が考える実力に応じて貼ったスターシールの数は、Kグループ全員の合計が154個、Gグループ全員の合計は147個だった。しかしここからはそれぞれが披露するパフォーマンスを見て、マスターたちが真の実力を評価するスターレベルテストが行われていくことに。またスターの累積数が多かったグループには、次のテストの課題曲を1日早く知ることができるというベネフィットが与えられることが告げられ、練習生たちは奮い立った。
スターレベルテスト開始…Gグループの快進撃、アントニーや晴翔に「絶対デビュー!」と応援相次ぐ
ついに始まったスターレベルテスト。最初に挑むのは、KグループのJellyfishチームの4人だ。Kep1erのメンバー・ダヨンの所属事務所からやってきた4人は、ダンスの難易度が高いVERIVERYの「G.B.T.B」を圧倒的な実力で表現して、マスターや練習生たちの度肝を抜く。原曲の振付を担当したダンスマスター・ヨンジュンのリクエストに応え、ゴヌクはSEVENTEENの「HOT」も追加で披露。ダンスを絶賛されるも、ボーカルが少々惜しいと判断されてオールスター(満点である4つ)には至らず、3スターを獲得した。
続くGグループのWAKE ONEチームの3人は、電車ごっこをしながら明るく入場。INIを輩出した日本のオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」のファイナリスト・アントニー、J.Y.ParkとPSYがタッグを組んだ「LOUD」に参加していた晴翔が姿を現し、コメント欄にも「待ってた!」「絶対デビュー!」と応援の声が多く集まる。3人はNCT DREAM「Glitch Mode」をアクロバットを交えて表情豊かに披露し、会場を釘付けに。バレエ経験者の晴翔はしなやかに30回もターンして大きな拍手を浴び、オールスターを獲得した。
その後も次々に快進撃を見せていくGグループの精鋭たち。台湾からやってきた4人は、伝統舞踊の道具である如意棒を手にSuperMの「Tiger Inside」を華麗にパフォーマンス。中でも脅威の柔軟性を生かしたソロダンスで喝采を浴びたチェン・クァンルイは、見事オールスターを与えられる。またCrush「Rush Hour(Feat.j-hope of BTS)」をパワフルなボーカルで披露したアメリカ出身のジェイ、美しいバイオリンの演奏とNCT 127「英雄; Kick It」でのキレのあるダンスが光った中国出身のジャン・ハオもオールスターを獲得した。
ダンス歴わずか1年!16歳の天才現る「ただものじゃない」「才能の塊」
YUE HUAエンターテイメントからやってきたKグループの4人は「全員オールスターを獲ります」と自信たっぷり。4人は、直前で同じくYUE HUAエンターテイメントのGグループが披露した曲であるNCT 127「英雄; Kick It」を異なる表現で見せて圧倒し、練習生、そしてマスターを「このままデビューしてもいいのでは」「ただものじゃない」と驚愕させる。最年少のハン・ユジンは2007年生まれの16歳(韓国の数え年)で、ダンス歴はわずか約1年だという。これにはコメント欄も「デビュー確定だね」「才能の塊やん」と沸き立っていた。また直談判してソロダンスを披露したキム・ギュビンも素晴らしいステージを見せ、最初の宣言通りに4人ともオールスターという輝かしい結果を残した。
「学芸会みたい」思わず失笑されてしまうステージも
1人で登場したパク・ドハは、色気のある低音ボイスで期待を煽るも、音程を外し、拙いダンスで2PM「My House」を披露してマスターたちを失笑させてしまう。またKグループのチョン・ミンギュも同じ曲を披露するも、実力が及ばず「動きが奇妙」と言われる始末だったが、マスターのリクエストでドハとミンギュが揃ってダンスを披露すると、2人のどこか憎めないキャラクターに、場内もコメント欄も温かいムードで盛り上がった。
その後はSEVENTEEN「HOT」を披露したヤン・チュインとワン・イェンホン、テミン「Criminal」を披露したイ・ドンゴンなど、実力が及ばず「学芸会みたい」「聴くに堪えない」とマスターたちも頭を抱えてしまうステージが続く。ボーカルマスターのイ・ソクフンは痺れを切らしたように、「ここは歌手を選ぶ場所です。歌をしっかり歌わないと。歌には歌詞があります。それを聴かせてくれる人たちがほとんどいない」と練習生全員に呼びかけていた。
ハンビン&マシューの友情に感動の声、フイが涙を流した曲とは
カナダからやってきたソク・マシューは眩しい笑顔で登場時から観客のハートをつかみ、「EXOのシウミンに似てますね」との声も。英語、韓国語、フランス語を操るマシューは、シグナルソング「Here I Am」でKグループのセンターを務めた注目の練習生・ソン・ハンビンとCUBEエンターテインメントで一緒に夢を追っていた間柄。マシューがパク・ジェボム「All I Wanna Do (Feat. Hoody, Loco)」を安定感あるパフォーマンスで見せると、それを見守るハンビンは「誇らしいです」と友情の涙を流し、「良い奴すぎる」と視聴者の感動を誘った。そのハンビン自身は、ワッキングダンスの実力が認められ、ダンスマスターのLIP Jとダンスコラボ。堂々としたパフォーマンスに、歓喜の声が次々に上がった。
日本からやってきた一翔(ICHIKA)、樹(ITSUKI)、桜樹(OUJU)の3人はPENTAGONの名曲「Shine」を、原曲アーティストのフイを前にパフォーマンス。フイはマスターから感想を求められるが、なぜか涙を流している。彼は「『Shine』は僕たちのファン以外の方も一緒に歌ってくれた曲。本当に夢のような出来事で。その当時が恋しかったんです」と「Shine」がヒットした当時を回顧しつつ涙の理由を語り、「楽しくステージを拝見しました。原曲を作った者として本当にありがたかったです」と3人へ感謝の思いを伝えた。そしてついにフイことフェテクがステージに立つ。彼はパフォーマンスの前に「練習生の皆さんに言いたいことがあります。僕も同じくチャレンジャーの立場としてここに来ました。先輩だからと言って怖がらずに、皆さんも僕に勝ってほしいです」と、正々堂々向かってきてほしい思いを真摯に語った。
果たしてフイはどのようなステージを見せるのか。その結果が明らかになり、続く「シグナルソングテスト」に突入していく次回第2話は、2月9日20時よりABEMAにて独占放送される。