長年、数々のバラエティ番組で活躍する東野幸治と勝俣州和。「お互いがお互いのことを一番知らない」という特別なつながりについて、一緒に旅をしてみたい先輩芸人について、話を聞いた。
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プライベートでは真面目な話しかしない 大物芸人の意外な素顔
――お2人が誰かと旅行をするとしたら、どの芸人さんと行きたいですか?
勝俣:僕は西川のりお師匠! まだ共演したことが無い数少ない方だし、誰も触れたがらないじゃないですか。アンタッチャブルな存在。
東野:ただただ面倒くさいんですよ。この距離(顔から5cm)でずーっとしゃべってくる(笑)。僕は旅に行くなら…とんねるずの木梨さんとか!
勝俣:いや、石橋さんじゃない? ノリさん(木梨)とは何か想像出来るんですよ。僕がスタッフなら、貴明さんと東野さんを組み合わせてみたいと思う。
東野:とんねるずはダウンタウンよりも先輩で、僕の大先輩ですから。まず、待ち合わせですぐ気付くでしょうね。大きいし。色々聞きたいことたくさんありますね。当時の伝説的なこととか。
勝俣:普段からオーラがすごいですから。
東野:(石橋さんと)何度か共演はあるのですが、ロケとかは無くて。噂によると、とても真面目で、真面目な話しかせえへんっていう。
勝俣:芸人のスイッチと違って、プライベートは本当に真面目ですから。僕は10年以上レギュラー番組でご一緒していて、貴明さんはたくさん相談にのってくれますよ。ノリさんは茶化す(笑)。
東野:かっちゃんだけですよ! とんねるず、ウッチャンナンチャン、ダウンタウン全員の番組にコンスタントに呼ばれているのは。
勝俣:ウンナンは同い年なので、そういう話が出来るし、とんねるさんとダウンタウンさんは先輩なので勉強させてもらいました。すごくありがたい時間でした。
みんなが気付かない勝俣州和の一面
――勝俣さんからご覧になった東野さん、東野さんから見た勝俣さんのすごいなと思う所はありますか?
勝俣:お互いのこと全然知らないんですよ! 一番知らないかもしれない。芸能界で。お互いに踏み込まないんですよね。
東野:かっちゃんって本当に変な人なんですよ。まず、チャーハンが食べられない。
勝俣:一緒に色々なものが食べられないんです。ご飯、チャーシュー、野菜、卵、それぞれ別に食べたいのに一緒になっているから、それぞれを取って食べているんです。
東野:怖いでしょ?
勝俣:混ざっちゃうのが嫌なんです。
東野:かっちゃんって本当に怖いんですよ。『朝だ!生です旅サラダ』のレギュラーをしていますけれど、その以前から毎週この番組をチェックしていたそうなんです。「それは旅が好きだから?」と聞いたら、違くて、「神田正輝さんのダジャレをずっとメモっていた」と。
勝俣:10年くらい、ずーっと神田さんのダジャレをノートに書いてたんです。
東野:『アッコにおまかせ!』も、かっちゃんが出ていたら観るんですけど、かっちゃんの発言だけど抜き出してみるとただの悪口ですから。褐色の肌、白い歯、短パンだから許されているだけで、悪口しか言っていない。そういう所を見ていると、かっちゃんって特殊で面白い人だな〜と思います。
勝俣:みんな気付かないんですよね。
東野:みなさんもぜひ、かっちゃんの発言に注目してみてください。
東野幸治がアウトドアに目覚めたわけ「芸能界は長距離マラソン」
勝俣:東野くんは、『アドベンチャー魂』という番組がはじまったり、今までイメージになかったアウトドアキャラになっていて、ビックリしました。
東野:趣味が色々増えてきたのもあるし、とにかく人より長生きしたくて。長生きするためには運動が必要だから。周りがバタバタと倒れていく中で、自分はずっと現役でいたいので。芸能界って長距離マラソンじゃないですか。ずーっとのんびり走っていて、ふと道を見たら宮迫が倒れている、こっちを見たら渡部が倒れてるって(笑)
勝俣:ものすごい勢いで前を走っていたもんね(笑)! 我々は長距離マラソンで最後にゴールすればいいんだって。
東野:とにかく健康が大事です!
――今日は楽しいお話をありがとうございました!
取材・文:中村梢