『ナスD大冒険TV』で世界各国の民族衣装についての雑学が解説される場面があった。
『ナスD大冒険TV』では「天空のヒマラヤ部族 超完全版 アジア最後の秘境を目指す過酷旅」と題した企画が放送。ネパール・ヒマラヤの辺境 ・ドルポ地方でも最奥にあるティンギュー集落到着に向けて、ナスDら取材班の過酷な道のりを進む様子が公開されている。
厳冬期のドルポ地方を歩いていると、暖かそうな「ロクパ」という民族衣装を着た、現地の人がナスDの目の前に現れた。元々、外側はヒツジの毛だったそうだが、最近はウールになっているという。ナスDはかわいらしい少年を見つけ「暖かそう」とコメントしていた。
ここでナスDは世界の民族衣装についての雑学を語り始めた。
■チャイナドレス(中国)
チャイナドレスは中国語で旗袍(チーパオ)と言い、「旗の服」という意味がある。チャイナドレスは満州族の民族衣装で、騎馬民族の満州族は、女性でも馬に乗って移動したため、前からの風を防ぐ為にスリットが作られた(※諸説あり)。
■アオザイ(ベトナム)
ベトナムの正装で世界一可愛い民族衣装とも言われている。「アオ=上着」「ザイ=長い」という意味で、アオザイはシルクやコットンといったベトナムの高音多湿な気候に適した素材で作られている。
■キルト(スコットランド)
スコットランドの男性用の民族衣装で、チェック模様は「タータン」といって日本でいう家紋の模様。一枚のウール地の布を腰に巻きつけるのだが、その長さは8メートルから13メートル(※一般的には4~5メートル程)。寒いスコットランドでも暖かく、寝るときは毛布になるなど、機能性も備えている。
■カフタン(トルコ)
女性のチェニック風の民族衣装。トルコは気温が高く、砂地が多いので、熱や砂から身を守る為に肌をあまり出さないという。またイスラム教の人が多く、女性は髪を隠している。
■パオ族 ターバン(ミャンマー)
ミャンマーのパオ族は頭にターバンを巻いているが、その素材は何とバスタオル。中にはタオルケットをターバンにしている人も。バスタオルを巻く様になったのは一説によると、農作業で汗をかく農婦達がバスタオルを巻き始めたのがきっかけ。近年、タオル業者がそれを見て、販売したところ、広まったと言われている。
この雑学解説を受け、視聴者からは「豆知識いつも勉強になります」「民族衣装って可愛いよね」などの声がネット上に寄せられていた。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)