韓国出身タレントで「Nizi Project」のファイナリストでもあるYUNA。2022年配信の「ABEMA」オリジナルシリーズ恋愛番組『彼とオオカミちゃんには騙されない(以下:彼オオカミ)』に出演したことでも話題となった。
そんなYUNAが、ABEMAにて毎週木曜夜10時より放送中のオリジナル日韓高校生恋愛番組『ロマンスは、デビュー前に。』の2023年2月16日(木)夜10時より放送の第4話にゲスト出演。スタジオに登場し、モデル・俳優・タレントなど、さまざまなジャンルにおいて韓国芸能界での活躍を目指す高校生男女の恋愛模様を見守る。
ABEMA TIMESでは収録現場を直撃し、ユナヤに番組についての感想を聞いた。『彼オオカミ』を経験したYUNAから見た恋愛番組の魅力とは?
日本と韓国の恋愛の仕方の差を感じます
――高校生男女の恋愛模様を見守ってどんな感想を持ちましたか?
やっぱり他人の恋愛を見ているのは楽しいです(笑)。
――YUNAさんは『彼オオカミ』で恋をする姿を見られる立場でしたね。
私たちの番組でもスタジオのMCの方々が泣いたり笑ったりしてくださっていたけど、その立場になってみると、楽しさが詰まっていることがよくわかりました。それと私と同い年くらいの子たちが出ていたので、共感も出来ましたし、そういう意味でもより楽しかったです。
――“芸能の道を志す”という意味でも境遇が似ていますよね。
そうですね。私は学生時代は恋愛禁止だったんですが、“こういう付き合う前の子たち、学校にいたな〜”って思い出していました。高校生だからこそ付き合う前に醸し出す雰囲気ってあると思うんですけど、そういう瞬間が満載で! 純粋でウブな関係性が“可愛いな”って。付き合う前の子たちってツンツンしながらも、相手への恋心があふれ出ているんです。どこか懐かしかったですね。
――なるほど。学生時代の“あるある”というか。
中でも男子の2人がお互いすごく負けず嫌いで、1人の女子を巡ってバチバチでした。もうちょっと大人な恋愛だと、少しは譲ったり、気を使ったりするじゃないですか。でもこの2人は恋愛を勝ち取ることしか考えてないし、すっごく純粋。出演メンバーみんな積極的だったので、そういうのを見ていると、日本と韓国の恋愛の仕方の違いを感じます。
――韓国の方が積極的な印象ということですね。
そうですね。よく「韓国人の方が積極的だよね」って言われるんですけど、この番組を見て“そうかもしれないな〜”って。そういうのを客観的に見ることが出来ました。『彼オオカミ』に参加していた当時はあんまりピンときてなかったんです。「積極的…? 何が違うの?」って思ったんですけど、気持ちがあるなら「ある」、ないなら「ない」って答えをはっきり示していたし、そういうところが面白かったです。
――『彼オオカミ』はYUNAさんのほか、レオさんが積極的でしたね。
男子はそうでしたね。多分、表現とか単語の選択をする時に直球なのものを選ぶ韓国人が多いんだと思います。
韓国でもこの番組を流したら、若い子はみんな見る
――気になるメンバーはいましたか?
面白かったのは、セゴンくん(ダンサー)ですね。英語禁止にしたら、やり取りが成立しないんじゃないかなって言うくらい、「Let's Go」などワードの勢いで会話を成立させている感じで。でも性格的にノリが良いから、人気者なんです。そういう部分は見ていて楽しかったです。
――それこそ“学生時代は恋愛禁止”だったYUNAさんは、今回ティーンの恋愛模様を見て、羨ましいと思うことはありました?
羨ましい…というのはないんですけど(笑)、私、修学旅行に参加したことがないんです。この番組では男女が1週間の共同生活をしながら恋を育んでいて、結構スペシャルな時間を過ごしていると思うんですけど、修学旅行を経験していなかったので、そういう部分は“良いな”って思いました。
――それくらいレッスンに明け暮れていたということ?
そうです。休日は体を休めたいので、家にいましたし。毎日、移動したりハードな練習していたりすると、次の週のためにも休むことを優先しちゃうんです。
――そう考えると『彼オオカミ』ではかなり貴重な時間を過ごしましたね。
そうですね。でも、最初は少し心配もしていて。男女が集まる環境の中で、あまり多くの時間を過ごしたことがなかったから、“大丈夫かな?”と思っていました。けど、始まってみたらみんなとどんどん仲良くなっていったし、本当に良い思い出がたくさん出来ました。
――あれから時が経ちましたが、改めて強く印象に残っていることは?
一番印象的だったのは共同作業のイベントでフードトラックを出したこと。あの時本当にたくさんの人が集まってくれたんです。ファンの方と初めて交流する機会だったので、すごく印象に残っているのと、あとはショーンの愛すべきキャラクターですね。
――あはは(笑)。ショーンさんは天然というか、チャーミングな魅力が詰まってますよね。
そうそう、かわいいですよ(笑)。でも『彼オオカミ』と比べても、『ロマンスは、デビュー前に。』の男性陣の積極性は感じます。今回見てくださる視聴者さんの中で、韓ドラが好きな方は、結構盛り上がれるんじゃないかな。韓国でも恋愛リアリティショーは多く作られているんですけど、10代版ってあんまりないんです。全部、大人向けなんですね。私は大人の恋愛模様に関しては、共感ができないんですけど、『ロマンスは、デビュー前に。』だと「わかる〜」って瞬間もあったので、すごく楽しかった。日本の中高生が『今日好き』を見て盛り上がる気持ちがわかりました。
――共感できるとどんどん、その作品に夢中になっていきますよね。
そう思います。出演する人の年齢によってお店選びも言葉のチョイスも変わってくると思うので。韓国でもこの番組を流したら、若い子はみんな見ると思います。とにかく男子たちの感情が表情にだだ漏れているので(笑)、ぜひそんな部分を楽しんでください。
『ロマンスは、デビュー前に。』は毎週木曜、よる10時よりABEMAにて配信。
テキスト・取材:中山洋平、撮影:藤木裕之