番組MCを務める有田哲平(くりぃむしちゅー)がプロレス界のスーパースター・武藤敬司の引退について熱い想いを語った。
2月17日(金)よる9時より、ABEMAにてオリジナルバラエティ番組『有田哲平の引退TV』#7が放送。
同番組は“引退”を決意したくりぃむしちゅー・有田哲平による異色のオリジナルバラエティ番組。「きわめて近い将来引退をします」という有田の“引退宣言”から幕を開けた本番組では、有田が共に一線を退くべきではないかと考える芸能人に引退勧告を行っていく。有田と共にMCを務めるのはフワちゃん。なお数々のヒット番組を手掛けてきたディレクター・名城ラリータ氏が総合演出を務める。
武藤敬司の引退について「男子プロレスの中で、これは相当大きな事件なんですよ」と興奮気味に話す有田。そして「1つの大きな時代の終わりと言うか。武藤敬司さんて言うのは日本プロレス、今までの歴史の中でも最も天才のスーパースターかもしれない」と豪語した。
そして武藤をデビューから追いかけ続けてきた有田は、伝説の試合として語り継がれている『対・髙田延彦線』における武藤の偉業を解説する。当時 “ロープに振ると戻って来る”“コーナーポストに立つと近づいて行く”といった今までのプロレスの“お決まり”に対して、子どもたちが「あんなんインチキじゃん」と言ったことをひっくり返そうとした運動を「『UWF』って言うのね」と解説する有田。前田日明や髙田延彦といった“余計なムーブはしない”格闘技系プロレスが流行っていた中で武藤が海外から帰国、“スペースローンウルフ(宇宙の一匹狼)”というキャラクターを任された武藤は銀のライダースジャケットに『610(ムトウ)』と書かれたフルフェイスのヘルメットをかぶり、バリバリのアメリカンプロレスを行ったため当時は「何じゃコイツ」と言う空気が流れていたと言う。
そこで武藤は再び海外へ飛び「日本がどれだけ格闘技系のプロレスをやろうが、俺は関係ねぇ」とアメリカンプロレスをバリバリ習得。世間が「UWFは凄くカッコ良いけどそれ以外のプロレスも見たくなってきたな…」と言うタイミングで再びたまたま帰国し、みんなが黒パンを履く中で1人だけオレンジパンツで入場、『フラッシング・エルボー』や『ムーンサルトプレス』をきめ会場を沸かせたと言う。そしてその数年後、UWF軍団と新日本プロレスが正式に対抗戦をすることになり、武藤は派手なガウンを着て登場。当時下火になっていた『ドラゴンスクリュー』と言う技をきめ、「相手の了承がないと、かかんなくね?みたいな」と1番UWFが否定していた『4の字固め』で髙田をギブアップさせると言うUWFにとって屈辱的な勝ち方をしたと熱弁した。
番組では武藤自身が明かす引退を決意した理由、プロレスが大好きな有田が明かす武藤の魅力をたっぷりと語っている。また来たる2月21日(火)、伝説の髙田戦と同じ東京ドームで行われる武藤38年のプロレス人生に終止符を打つ引退試合『プロレス“ラスト”LOVE~HOLD OUT~』はABEMA PPVにて独占配信される。