引退を前に武藤敬司がそのプレッシャーやプロレス界に残したいものについて語った。
2月17日(金)よる9時より、ABEMAにてオリジナルバラエティ番組『有田哲平の引退TV』#7が放送。
同番組は“引退”を決意したくりぃむしちゅー・有田哲平による異色のオリジナルバラエティ番組。「きわめて近い将来引退をします」という有田の“引退宣言”から幕を開けた本番組では、有田が共に一線を退くべきではないかと考える芸能人に引退勧告を行っていく。有田と共にMCを務めるのはフワちゃん。なお数々のヒット番組を手掛けてきたディレクター・名城ラリータ氏が総合演出を務める。
武藤の悪の化身である“グレート・ムタ”は今年1月22日に行われた試合でも両足の肉離れを起こしたばかり。その傷も癒えない中、迎える引退試合について武藤は「プレッシャーに負けそうですもん。本当に最後の最後、プロレスの神様が俺に試練与えたなって思ってますよ」と語る。
21歳でデビューし、60歳まで駆け抜けてきたプロレス人生。試合をしてきた中で過去に引退を考えたこともあったかと尋ねると、武藤は「ないよ。試合で『引退してもいいかな』なんてないですよ。貪欲です」と答えた。さらに「2月21日の東京ドームの試合なんて、年間最高試合狙ってますからね」と野望を語る武藤。「引退試合で『髙田延彦さんとやってください』とか昔の思い出の振り返りみたいな試合を求めて来るファンもいるんですけど、俺は『今』を戦いたい。だから今の強い内藤選手を(相手に)選んだんですよ」と熱い想いを語った。
そして引退を機にプロレス界に残したいものがあると言う武藤。「内藤って1995年の武藤VS高田延彦線を見て『プロレスラーになろう』って決めたんだって。今度は内藤VS武藤を見て、今のちびっ子や若者が『内藤みたいになりたい』って思ってくれたらそれでいいんじゃないかなって…」と、最後の試合が次世代を生むきっかけになればいいと語った。
番組では武藤自身が明かす引退を決意した理由、プロレス大好きな有田が明かす武藤の魅力をたっぷりと語っている。また来たる2月21日(火)、伝説の髙田戦と同じ東京ドームで行われる武藤38年のプロレス人生に終止符を打つ引退試合『プロレス“ラスト”LOVE~HOLD OUT~』はABEMA PPVにて独占配信される。