引退を前にプロレスラー・武藤敬司が「共に引退を誘うなら」と名を挙げた蝶野正洋に、当番組が引退勧告。蝶野が盟友・武藤の魅力を明かした。
2月17日(金)よる9時より、ABEMAにてオリジナルバラエティ番組『有田哲平の引退TV』#7が放送。
同番組は“引退”を決意したくりぃむしちゅー・有田哲平による異色のオリジナルバラエティ番組。「きわめて近い将来引退をします」という有田の“引退宣言”から幕を開けた本番組では、有田が共に一線を退くべきではないかと考える芸能人に引退勧告を行っていく。有田と共にMCを務めるのはフワちゃん。なお数々のヒット番組を手掛けてきたディレクター・名城ラリータ氏が総合演出を務める。
次の試合を最後に、引退を決意した武藤。「武藤さんが共に引退しようと誘うなら誰ですか?」という質問に、武藤はデビュー戦を行った蝶野の名を挙げ「蝶野と引退試合をしたら、未だかつてデビュー戦がいっしょで引退試合も一緒っていうのは中々ないからな~」と語った。
そんな武藤の想いを受け、番組は蝶野の元へ。「何?何ですか?」と出迎えてくれた蝶野に、引退勧告を行った。「蝶野さん武藤さんとご一緒に引退しませんか?」という不躾な質問に「はいはいはい、まだ言ってますか?」と落ち着いた様子の蝶野。「何回も断ってます」と、既に武藤から何度も引退勧告を受けていると明かした。
引退について「武藤さんも60歳まであの状態で続けてるんだから、俺も本当はリングに上がるくらいの気持ちはあったんですけど、ただ自分が思いのほか腰が悪い状態になってしまったんで…気持ちは分かります」と語る蝶野。引退試合をしようにも今はできる体調にないため、まだ引退を宣言する気はないと話した。
そして盟友・武藤について「我々っていうのは平成のレスラーなんですけれども。平成から頑張ってるレスラーで、今の若い世代の中でトップを張ってる選手は武藤さんしかいないんですよね。それであのコンディションをキープしてること自体すごい」と言う蝶野。同期としてよく知る武藤の魅力を「『ナチュラル・ボーン・わがまま』かな」と明かした。
さらに「プロレスのリングは幼稚園生ぐらいのレベルが1番いい」と例える蝶野。プロレスのリングの上では「自分が欲しい」「やりたい」といった感情を押し殺すことなく全面に出すぐらいでちょうどいいと話し「武藤さんは結構そういう…新しい若い選手が来た、美味しい舞台が揃った、『俺食べたいこれ、俺にやらせてよ』っていう風に勝手に入ってきちゃう。でも、レスラーはそれじゃなきゃダメなんだよ。だからそういうところが、考えてやってるなら素晴らしい。それか、最低かどっちか」と語った。
番組では武藤自身が明かす引退を決意した理由、プロレス大好きな有田が明かす武藤の魅力をたっぷりと語っている。また来たる2月21日(火)、伝説の髙田戦と同じ東京ドームで行われる武藤38年のプロレス人生に終止符を打つ引退試合『プロレス“ラスト”LOVE~HOLD OUT~』はABEMA PPVにて独占配信される。