テレビもラジオもない秘境で400年続く“エンタメ”「仮面祭り」とは? 視聴者「素晴らしい映像」
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 ヒマラヤの「仮面祭り」に世界初カメラが潜入。この貴重映像が『ナスD大冒険TV』で流れ、視聴者から反響が寄せられている。

【映像】奇祭「仮面祭り」の様子(2分頃~)

 『ナスD大冒険TV』では「天空のヒマラヤ部族 超完全版 アジア最後の秘境を目指す過酷旅」と題した企画が放送。ネパール・ヒマラヤの辺境 ・ドルポ地方でも最奥にあるティンギュー集落到着に向けて、ナスDら取材班の過酷な道のりを進む様子が公開されている。

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 ヒマラヤの厳冬期は5年ぶりの大雪に見舞われた。そんな中、過酷な峠を3つも越え、遂にティンギュー集落に到着したナスD。そこでは1年に1回行われる「仮面祭り」というイベントが開催された。祭の舞台は標高4500メートルを超える集落の高台。朝10時には今年選ばれた14人の踊り手たちが、2週間こもっていた寺院から、仮面を被って出て来た。

 仮面舞踏祭りはティンギューが集落として成立した400年以上前から脈々と続く、伝統の祭り。祭りの朝を迎えると、村は一面の雪化粧だが、そこに住む人はオシャレして、一番良いものを着て、祭りに参加するために続々と家を出る。日本では見ることができない、この光景を目の当たりにしたナスDは「400年以上、ずっと毎年引き継いできたわけですもんね…」と感慨深げだ。

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 ナスDと共に旅をする元テレビ朝日の“伝説の辺境”ディレクター、大谷映芳氏は「今日はね、大晦日に近くて。邪気を祓う、悪魔を全部祓うそういうお祭りみたい」と解説。そんな祭りは朝の10時から夕方まで休みなしに続けられた。

 子供も大人たちの姿を見ながら踊っている。大谷氏は「子供も(踊りを)ちゃんと見て、代々引き継いでいくわけね。素晴らしいよね」と感心していた。躍動的な踊りはそれぞれ宗教的なストーリーがあり、見るだけで功徳(神仏の果報をうけられるような善行)がある、ありがたいものだという。

 村人たちに聞くと、「この祭りが、1年に1番の楽しみだ」と答えた。白銀の世界で繰り広げられる、なんともエネルギッシュなこの伝統文化。テレビもラジオも雑誌もない、娯楽の少ない世界で行われる貴重な映像だった。視聴者からは「今回も素晴らしい映像ありがとうございました!!」「衣装も仮面も踊りも400年続いてるって凄い!」「娯楽がないんだもんね。衣装の色、音、舞踊が楽しみなんだ」などの声がネット上に寄せられている。
ABEMA『ナスD大冒険TV』より)

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