KINGDOMが「PEAK TIME」で凝ったステージを披露するも、「褒める言葉が見つからない」「コンセプトにこだわりすぎ」と厳しい評価を受けた。
2月15日(水)20時50分より「PEAK TIME」#1〜2がABEMAで日韓同時放送、国内独占無料配信。すでにデビューしている23のK-POPボーイズグループが、ワールドワイドアイドルの座を巡って競争を繰り広げるサバイバル番組だ。コロナ禍で活躍の機会を奪われたり、人気が伸び悩み一度解散を経験したりと、さまざまな事情を抱えたアイドルたちが頂点を目指す。
参加者は本来のグループ名を明かせず「6時」「14時」といった時刻を冠したチーム名でステージに上がるが、決勝でトップ6に残れば本来のグループ名を名乗ることができる。優勝グループには賞金3億ウォン、アルバム発売、ショーケースの出場権を授与。#1〜2で展開された最初のサバイバルラウンドでは、各グループが披露した渾身のステージに対して、8人の審査員の合否によって評価が決定。ボタンを押した人数が6人以上で合格、4・5人で保留、3人以下で脱落となる。審査員はティファニー(少女時代)、ギュヒョン(SUPER JUNIOR)、イ・ギグァン(HIGHLIGHT)、パク・ジェボム(元2PM)、ソン・ミンホ(WINNER)、キム・ソンギュ(INFINITE)を含む8名。
コンセプトを重視したグループ、韓服を着て期待感煽る
2021年2月にデビューした7人組グループ・KINGDOMは「12時」として登場。韓服を着て現れた彼らは、その理由を「僕たちも事務所もコンセプトと衣装を重視しているからです」と説明。中世の甲冑で歌番組に出たり、昔の王のような衣装でステージに立ったり、毎回工夫を凝らしたステージに挑戦していることを語った。しかしMCのイ・スンギが観客からの反応を尋ねると、「とても冷たかったです」と苦笑いした。
パフォーマンスを始める前に、小道具を手に準備を始める7人。扇子の付いたような長い布などを広げ、審査員たちも他のチームも期待感を高める。パフォーマンスする楽曲はVIXXの「桃源境」。布をはためかせてステージ上で優雅に歌い踊るが、審査員たちは軒並み厳しい表情を崩さない。ボタンを押したのは、ギュヒョンただ1人だった。
「コンセプトにとらわれすぎている」番組初の脱落者に
第1ラウンド進出を逃し、ここで脱落が決まってしまった「12時」チーム。審査員の作曲家・ライアン・ジョンは、「切実さがあるのかないかは僅差です。コンセプトにとらわれすぎている。コンセプトばかり気にするあまり、テクニックが上達していない。褒める言葉が見つからないです」と辛辣な評価を与えつつ、「十分可能性あるチームだから、テクニックを磨いたほうがいいと思います」と温かいアドバイスも送った。
番組が始まって初の脱落者となり、場内には苦いムードが漂う。7人は悔しそうな表情を浮かべながらも、真のグループ名・KINGDOMを名乗ってステージを去っていった。ジェボムも「序盤はよかったのに…」と残念そうに漏らし、デビューしたグループと言えども実力が物を言う世界の厳しさを感じさせた。
次回「PEAK TIME」#3は、2月22日(水)22時30分よりABEMAにて日韓同時放送、国内独占無料配信される。