自給自足をしながらアイドルを続けているグループが素晴らしいステージを披露し、審査員たちが大きな感動に包まれた。
【映像】全員バイトしながらのアイドルチーム、圧巻のステージ(1時間28分頃~)
2月15日(水)20時50分より「PEAK TIME」#1〜2がABEMAで日韓同時放送、国内独占無料配信。すでにデビューしている23のK-POPボーイズグループが、ワールドワイドアイドルの座を巡って競争を繰り広げるサバイバル番組だ。コロナ禍で活躍の機会を奪われたり、人気が伸び悩み一度解散を経験したりと、さまざまな事情を抱えたアイドルたちが頂点を目指す。
参加者は本来のグループ名を明かせず「6時」「14時」といった時刻を冠したチーム名でステージに上がるが、決勝でトップ6に残れば本来のグループ名を名乗ることができる。優勝グループには賞金3億ウォン、アルバム発売、ショーケースの出場権を授与。#1〜2で展開された最初のサバイバルラウンドでは、各グループが披露した渾身のステージに対して、8人の審査員の合否によって評価が決定。ボタンを押した人数が6人以上で合格、4・5人で保留、3人以下で脱落となる。審査員はティファニー(少女時代)、ギュヒョン(SUPER JUNIOR)、イ・ギグァン(HIGHLIGHT)、パク・ジェボム(元2PM)、ソン・ミンホ(WINNER)、キム・ソンギュ(INFINITE)を含む8名。
アイドルを続けるために…アルバイトで生計立てる
2019年にデビューしたチーム11時は、所属事務所にメンバーと社長しかいないため、会社の事務仕事も自給自足でこなしているという。さらにハンバーガー屋の配達員、コーヒーショップ店員、映画館スタッフ、トッポッキ店員と、メンバー全員がアルバイトに従事。この番組に出るために、バイトの合間を縫って夜中に練習を重ねたと語る。メンバーのヘソンは「全員バイトをしていますが、大金を望むわけではありません。生活費などをバイトで賄えば、大好きなステージに立てるし、アイドルという仕事を続けられます。以前はそのお金すらなくて、何度もアイドルを辞めようと思いました」とステージに懸ける切実な思いを明かした。
MCのイ・スンギが「いくらステージが好きでも、現実を突きつけられる瞬間はありませんか?」と尋ねると、ヘソンは「去年の2月に新曲を出しましたが、活動中もバイトを掛け持ちしていました。テレビ出演が終わってバイトに行く時、ラジオから僕たちの曲が流れたんです。ステージの上にいるアイドルのヘソンと、バスでバイトに向かう僕に格差を感じて、少し悲しくなりましたね。それでも翌日涙を堪えてパフォーマンスしました」とコメント。全員から温かい応援の拍手が贈られる中、彼らは「11時」チームとしてSEVENTEENの「Adore U」のステージを始めた。
「あれが本当の切実さ」素晴らしい歌唱力で全員絶賛の満点に
バットで球を打つようなアクションに始まり、余裕をたたえたステージが展開されていく。5人全員が高い歌唱力でのびのびとしたボーカルを響かせ、軽快なダンスが激しさを増してもその歌声はブレることはない。終始素晴らしいステージが展開され、審査員からは満点が贈られる。
大きな拍手と高評価にメンバーは大粒の涙を流し、言葉を詰まらせる。審査員のライアン・ジョンも思わず涙を浮かべ、「真心が伝わりました。彼らのエピソードが嘘であってほしいです。僕もプロデューサーですから、彼らの環境がよくわかります。大変な状況でも夢を追い続けるのは簡単ではありません。うまくいくように僕も手助けしてあげたいです。本当に最高でした」と絶賛した。またソン・ミンホは「昔を思い出しました。全員がバイトまでしながらステージへの愛を貫いて歌う姿に感動しました。自分を振り返る機会になったのでお礼を言いたいです」と噛み締めながら感謝を伝えた。他の参加者たちも「あれが本当の切実さだ」「自分が恥ずかしくなった」と胸を打たれた様子で語っていた。
次回「PEAK TIME」#3は、2月22日(水)22時30分よりABEMAにて日韓同時放送、国内独占無料配信される。