2月19日より順次放送中のアニメ「機動戦士ガンダム サンダーボルト」TVエディション第2話では、義足のパイロットであるダリル・ローレンツ(CV:木村良平)が両腕まで失う壮絶な展開となった。ダリルの発した言葉が、視聴者から「作中一狂ってる台詞だよ」と注目を集めている。
アニメ「機動戦士ガンダム サンダーボルト」TVエディションは、「ビッグコミックスペリオール」にて連載中の太田垣康男氏による大ヒットコミックスをもとにしたOVA作品のテレビ放送版。ガンダムシリーズの原点となる“宇宙世紀”を舞台に、“サンダーボルト宙域”をめぐる地球連邦軍とジオン公国軍の戦いが描かれる。
前回放送の第1話では、地球連邦軍のイオ・フレミング(CV:中村悠一)とジオン公国軍のダリル・ローレンツの出会いが描かれた。それぞれの出撃シーンもあったが、イオがにぎやかなフリージャズを流して戦いに赴くのに対して、ダリルはゆったりとしたポップスを好む様子。さらにイオは「音楽の趣味は平凡だな。がっかりだぜ」と出会って早々にダリルを挑発していた。音楽を使って相容れない2人を演出する手法に、視聴者からは「音楽性が違うのね」「音楽の趣味の違いだけでもうこいつら無理だわってわかる」といった声が相次いだ。
今回放送の第2話「水」では、危機に陥ったジオン公国軍が実験機であるサイコ・ザクの投入を決めた。しかしサイコ・ザクが最大のパワーを発揮するためには、機体にパイロットの四肢の神経を繋げる必要があった。
そこで、もともと義足のパイロットであるダリルに白羽の矢が立った。戦闘中に左手を失ったダリルは、サイコ・ザクに乗るべく、唯一残った右腕まで切断することに。四肢を失くしたダリルは、サイコ・ザクに搭乗すると、涙を浮かべながら「俺の失った手足より自由だ!」と言った。
痛々しさが感じられるセリフに、視聴者からは「ただただ切ない」「作中一狂ってる台詞だよ」「こんなに皮肉が効いた台詞中々無いぞ」といった声が絶えない。
第2話「水」
【あらすじ】
サンダーボルト宙域の死守を命じられていたリビング・デッド師団のバロウズ艦長は敵ガンダムに対抗可能な実験機サイコ・ザクの投入を決断。機体に四肢の神経をつなぐリユース・P・デバイスを搭載したサイコ・ザクのパイロットになるためダリルは右腕切断を受け入れる。一方、ムーア同胞団は、サンダーボルト宙域奪還の総攻撃を開始。フルアーマー・ガンダムのイオは連邦艦隊を殲滅していたダリルのサイコ・ザクに一騎打ちを挑む。
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