29歳の女流棋士・堀彩乃さんが、舌がんを患っていたことがわかった。
21日、日本女子プロ将棋協会の公式サイトは、「堀彩乃女流1級についてお知らせ」と題した文面で病名と経緯を説明。2022年2月、口内炎のような症状がでたため歯科医院へ行き、舌に歯が当たって傷ついている可能性があるとのことで噛み合わせ調整やマウスピースで様子を見ることに。
しかし、痛みが増してきたため、10カ月後の2022年12月、専門病院を紹介してもらい精密検査を受けた結果、ステージ2の舌がんと診断され、2023年1月31日には、舌の半分と周辺リンパの切除手術、そして舌の再建移植手術を受けたことを報告した。
堀さん自身のコメントも掲載されていて「舌癌と診断されたときは嫌な予感が当たってしまい残念でした。ただ今は与えられた試練を冷静に受け止めています。舌の半分と周辺リンパを切除していますので自然に言葉を発する事が少し困難になります。今はしっかり治療とリハビリに専念し、元気な姿で将棋を指せるように頑張ります」と復帰に意欲を見せている。
堀さんの発表に、同じく女流棋士として活躍する中倉宏美女流2段(44)は「手術から2週間後、少しだけ電話で話すことができました。本人は聞き取れない可能性を心配していましたが『わかる、、、ちゃんと伝わってるから安心して』と言いながら思わず涙が出ました。いつもコツコツと真面目に将棋に取り組んでいる彼女が、、なぜ、、と神様を恨みましたが、冷静に受け止めて前向きに頑張る姿をみて、あらためて芯の強さを感じています。出来うる限りのサポートと、応援をしていきます」とコメントし、エールを送った。(『ABEMA NEWS』より)





