タレントの坂上忍が18日のABEMA『NewsBAR橋下』にゲスト出演。自身のパワハラ疑惑報道に対する姿勢を明かす中で、根幹にある“思い”に関して橋下徹氏と議論を交わした。
「パワハラ疑惑で『週刊文春』さんに朝の散歩の時に来られて」と語り出した坂上は、その当時MCを務めていた情報番組の裏側について次のように話す。
「テレビ局・番組としては出演者を守ろうとする。チーフプロデューサーが楽屋に来て『どうしますか?』って言うから、『いや、やらなきゃダメでしょ?』と。そこで結論は出さずに担当ディレクターにも聞いたら、『やりたい気持ちと、やったらやべえって気持ちの半々ですかね』と(笑)。『ここでやらなきゃ人の(スキャンダルを)やっちゃいけないんじゃないの?』ということで、扱った。出演者には内緒にしていて、CM前に『次のニュースは……坂上忍パワハラ疑惑?』と出したら、みんな『えー!?』って。そういうのに興奮するわけ(笑)」
このエピソードに橋下氏は「坂上さんにそういう気持ちはないかもしれないけど、“ずるさは許さない”“これは正したい”という思いがあると感じていた。そういう人は一緒にいると伝わるものがある」と話す。
橋下氏によると、そうした思いは「怒り」で、政界に持っている人は極端に少ないという。「あの地位に就いたら“居続けたい”という思いが強くなっていく。僕が政治家になったのは、大阪の税金の使い方がひどくて、コメンテーターでいくら言っても何も変わらなかったから。“じゃあ自分が”という怒りの原動力はどの分野でも必要だと思うが、特に政治の世界にはほしい」と訴えた。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)