同期の芸人・ネプチューンがMCを務めていた番組に「レポーターで出ませんか」と出演打診された際の葛藤を有田が明かし、自身のターニングポイントだったと振り返った。
3月3日(金)よる9時より、ABEMAにてオリジナルバラエティ番組『有田哲平の引退TV』#8が放送。
同番組は“引退”を決意したくりぃむしちゅー・有田哲平による異色のオリジナルバラエティ番組。「きわめて近い将来引退をします」という有田の“引退宣言”から幕を開けた本番組では、有田が共に一線を退くべきではないかと考える芸能人に引退勧告を行っていく。有田と共にMCを務めるのはフワちゃん。なお数々のヒット番組を手掛けてきたディレクター・名城ラリータ氏が総合演出を務める。
30年に及び、完全な同期として切磋琢磨し合ってきたと言う有田と堀内健(ネプチューン)。有田はネプチューンがMCを務めたバラエティ番組『銭形金太郎』への出演が大きいターニングポイントだったと明かした。すると「そうだよ」と有田の言葉に頷く堀内。最初はスタジオの観客からもネプチューンの方が大きい歓声を浴びていたのに、次第にロケが面白いと話題になり、何年か経ってスタジオに入ってくる際にネプチューンよりもサポーター(有田たち)の方が歓声が大きくなっていたと話した。
当時を振り返って「『とうとう追いつかれて、ちょっとバレちゃったな』って」と語る堀内。「ライブで『ワ―キャー』ではなく実力の差が出て、俺たちが勝てなくなった。もう戦わなくていいんだと思ったけど、テレビでもそれと同じ状況が来て『とうとうこっちも同じになっちゃったな』って思った。それが俺のターニングポイント」と明かした。
そして「本当に失礼だけど上から見下ろしてる雰囲気もあったと思うのよ」と当時を思い返し「そこからお客さんの注目度を抜いていくのを真横で見てるわけだから、すんごいパワーだなって思ってたよ」と当時の心境を語った。
一方、同期のネプチューンの大活躍を傍目で見ながら自分たちの仕事が少なくなってきた中で「ネプチューンさんが司会の番組(『銭形金太郎』)にレポーターで出ませんか」と声をかけられ、最初は迷ったと言う有田。「なんで同期のネプチューンの番組で俺たちが外回り?」という思いがあったが、プライドを守っている場合ではないと「ライバルだからとかは思わずに、先輩ぐらいの気持ちでいこうと思って」と仕事を引き受けたそうだ。
そして『銭形金太郎』への出演が大きなターニングポイントとなり「あそこで銭形金太郎をネプチューンがやってくれてなかったら、今の自分はないと思ってるワケ」と語る有田。堀内も「最初は俺たちの方がすごかったからね、ネプチューン(大拍手)みたいな感じで。後から(サポーターが)出てくると『ロケ行った人たちね』みたいな感じでパチパチパチって。それが逆転するくらい頑張ったわけだもんね。凄かったわ」と有田を絶賛した。
そして「本当に感謝でしかないから」と言う有田に「俺も感謝するしかない」と頷く堀内。本題に戻り有田が「だからこそ俺が一線引く時は一緒に一線を引いてもらうしかない」と引退へと導くと、堀内は「有ペイの言うことだから聞きたいんだけども…」と神妙な表情を浮かべた。果たして堀内は、有田の引退勧告を受け入れるのか――!?
さらに本編では、盟友・堀内と有田の切磋琢磨し合った過去や普段テレビでは見せない堀内の素顔をのぞき見。そして有田が堀内を引退へと導く最大の理由に迫る―。