自宅と実家に約40台のカメラを備える天文の学芸員が捉えた月面衝突閃光の貴重な神秘映像。本人も「私の観測史上最大」と興奮する決定的瞬間がネット上で注目を集めている。
ネットに投稿された月面を映した映像。画面右下に注目すると1秒ほど光り続ける閃光が。これは月面衝突閃光と呼ばれるもので、月面に塵や小石などの微小天体が衝突してクレーターができる瞬間にエネルギーの一部が光として観測される瞬間の様子。
動画を投稿したのは、神奈川県平塚市博物館の学芸員・藤井大地さん。天文を担当している藤井さんは自宅と実家におよそ40台のカメラを設置しており、火球と呼ばれる流れ星や積乱雲の中で発生する雷など、さまざまな映像をこれまでに撮影してきた。
今回の月面衝突閃光は先月23日の20時14分に撮影したもの。1秒以上光り続ける閃光は、藤井さんが観測した中でも最大で、かなり珍しい貴重な映像とのこと。そんな藤井さんが捉えた貴重な神秘映像に対して、ネットからは「貴重な映像をありがとう」「すごー」など驚きと感謝の声が寄せられている。(ABEMA『週刊BUZZ動画』)