『BAZOOKA!!!』の取材班が、薬物中毒者が集まるアメリカのドラッグタウンを調査。経費削減のために安いホテルに宿泊すると、廊下に薬物中毒者がうずくまる超危険なホテルだったことが判明した。
『BAZOOKA!!!』は、「アブナイ場所」「ヤバい人」「都市伝説」に敢えて首を突っ込んでいくジャーナリズムバラエティ。今回は、最恐薬物を調査するためにサンフランシスコへ取材へ向かった。
聞き込みをすると、テンダーロインという土地で「フェンタニル」という危険ドラッグがたった5ドルで買えるという事実がわかった。実は現在、アメリカで大問題になっているというフェンタニル。去年、アメリカ国内では10万8千人の薬物中毒者がなくなっており、その中でフェンタニルによる死者は7万4千人に上ると言われている。
1日目の昼間、取材班はテンダーロインの街の中を調査。至る所に体が奇妙に折れ曲がり、ゾンビのようになったフェンタニル中毒者の姿を発見した。取材後、宿泊するホテルに到着すると、そこにも驚愕の景色が広がっていた。
低価格のホテルの壁には落書きだらけ。いかにも危険が潜んでいそうな外観を目の当たりにしたディレクターは思わず「え、怖い…」とつぶやいた。さらにホテルの前には中毒者がふらふらと歩き回っており、「ああ、ゾンビさんが…。本当に普通にいるんですね。めっちゃ怖いな、ここ」と恐怖を露にした。ホテルは、強盗対策でホテルの窓は全て板で封鎖。しかし、それでも壊してはいる強盗もいるのだという。
予約した部屋に入るため、ホテルの階段を上って行くと部屋のすぐ横にもゾンビが寝転んでいた。スタジオメンバーは「ええ!ウソでしょ?」と驚愕の声を上げ、くっきー!はその姿に「トラップだらけやんけ」とコメントした。
その後、夜のテンダーロインも散策することに。すると「双子を妊娠している」という女性から声を掛けられた。服をめくりあげ、大きなお腹を見せてきた女性。「お金ちょうだい。赤ちゃんのためにブリトーを食べたい」とお願いしてきた。ディレクターがお金は渡せないと謝り、フェンタニルについて知っているか尋ねた。すると、女性は「いくら出すんだ? 10ドル? 20ドル?」と、フェンタニルを売ろうとブツを取りに行ってしまった。購入してしまったら重罪になってしまうので、取材班は急いでそばを離れ、この日の取材を終了した。番組ではさらに危険なエリアへの潜入映像も公開している。