薬物中毒者が集まるアメリカ・サンフランシスコのドラッグタウンを調査。薬物中毒者が溢れかえる街の中で、薬物中毒者が薬物に手を染めてしまった理由を明かした。
『BAZOOKA!!!』は、「アブナイ場所」「ヤバい人」「都市伝説」に敢えて首を突っ込んでいくジャーナリズムバラエティ。今回は、最恐薬物を調査するためにサンフランシスコへ取材へ向かった。
聞き込みをすると、テンダーロインという土地で「フェンタニル」という危険ドラッグがたった5ドルで買えるという事実がわかった。実は現在、アメリカで大問題になっているというフェンタニル。去年、アメリカ国内では10万8千人の薬物中毒者がなくなっており、その中でフェンタニルによる死者は7万4千人に上ると言われている。
テンダーロインの街を取材すると、お尻を丸出しにして前かがみに佇む人や、白目をむいて上を見上げる人、かごに頭を突っ込んだまま動かない人、子供がたくさん歩く通学路で座り込む人など、至る所に体が奇妙に折れ曲がったフェンタニル中毒者の姿があった。夜の街を歩くと、双子を妊娠しているという中毒者の女性から声を掛けられ、フェンタニルについて聞くと「10ドル? 20ドル?」とフェンタニルを売りつけられそうにもなった。
一同は、テンダーロインの中心地へ。薬物中毒者の男性と女性に話を聞くと、女性は「今日、若い子が死んだ。若い子がどんどんフェンタニルで死んでる」と明かし、男性は「1000人以上が毎年死んでると思う」と告白した。
続いて別の男性は「フェンタニルのデイでたくさんの人が死んでいる。子供や家庭、キャリア、すべてを壊すものだ。体の芯から蝕んでいき、最終的に死んでしまう」とフェンタニルの恐ろしさを熱弁した。しかしその直後、男性は「俺についてこい」と言い外へ。なんとパンツの中からフェンタニルの実物を出し「今から吸うよ」と煙を吸い始めた。その姿にスタジオの水原は「なんでやるの?」と顔をしかめた。
その後、また別の男性にフェンタニルに手を染めてしまった理由を聞くと「ヘロインを打っていたが吸うだけでハイになるフェンタニルを知り、そこからフェンタニルにハマったんだ」と語った。ほかにも「17歳の時に親友が殺された。その時期に彼女とも別れた。嫌なことがたくさん起きた」と悲しみを紛らわすためにフェンタニルを吸ってしまったことですべてを失ったという男性にも出会った。
その後、取材班はさらに危険なエリアに潜入していく。その衝撃の実態とは…?