ロックバンド「sumika」が7日、公式サイトを更新。2月23日に34歳の若さで亡くなったギタリストの黒田隼之介さんに、3人のメンバーが追悼のメッセージを寄せた。
メンバーの片岡健太、荒井智之、小川貴之は連名でコメントを発表。「突然のことで驚かせてしまってごめんなさい。想像すらしなかった現実を受け止められず、頭では理解しようとしているのに心が拒否する、何にも感情が振れない日々を過ごすことしかできませんでした。人生何が起こるかわからない。心の底からそんなことを思いました。それでも、少しずつですが感情一つ一つを整理しながら今ある現実というものを受け止めることができるようになってきた気がします。」と、現在の心境を綴った。
続けて「昔、隼ちゃんが言った『sumikaというのは、そこにいる人ではなくそこに宿る意思』という言葉を何度も何度も思い出しました。笑顔と優しさとギターと、時折垣間見える誰よりも強い意志でずっとバンドを守ってくれていた隼ちゃん。隼ちゃんからもらったもの、過ごした時間、全ての思い出。全部持って、前に進んでいきたいと思いました。どんな進み方になるかわからないし、どのくらい時間がかかるかわからないけど、それでもまたsumikaとして歩いていきたいと思いました。歩いていく過程で、様々な場面でまた思い出すだろうし寂しくなるだろうし涙も出るだろうけど、そうやって少しずつ向き合っていきたいと思います。それぞれがそれぞれのペースで向き合って、そしてまた元気な姿で再会できることを願っています。その時は一緒にたくさん泣いてたくさん笑いましょう。まだ受け止めきれないけど、ずっと愛しているよ隼ちゃん。出会ってくれて、一緒にバンドを組んでくれて本当にありがとう。」と、黒田さんへの思いや、バンド活動を継続していく事を明かした。
今後のスケジュールについては、15日に予定通りミニアルバムを発売。3月20日、24日、25日のライブは中止が決定。4月2日開催の「EIGHT BALL FESTIVAL 2023」は出演をキャンセルし、4月8日から予定されていたバンド結成10周年を記念した映画の公開は見合わせることを発表した。
バンドの公式Twitterにはファンから「2週間も経っていないのに、私たちに今の想いを言葉にして伝えてくれてありがとうございます。」「ずっと待っています。大好きな気持ちはずっと変わりません。」など多くのコメントが寄せられている。(『ABEMA NEWS』より)


