現・元K-POPアイドルたちによる、VRアイドルデビューをかけた戦いが、幕を閉じた。決勝に進んだ10人の中から、5人のデビューメンバーが決定。今後、彼女たちが「FE：VERSE」というグループ名で活動することも明らかになった。
バーチャルアイドルのサバイバル番組『少女リバース（RE:VERSE）』＃11が、3月12日（日）より、ABEMAにて配信を開始した。
『少女リバース（RE:VERSE）』とは
『少女リバース（RE:VERSE）』は、これまでにも多数のサバイバル番組を手掛けてきたグローバルエンターテインメント企業のカカオエンターテインメントと、さまざまな韓国コンテンツの制作・配信に力を入れているABEMA、日本における韓流エンターテインメントのパイオニア「I M X」が初タッグを組み、お届けしていく新しいサバイバル番組。
本番組に参加するのは、過去にK-POPシーンで一世を風靡していたアイドル、現在も活動している人気ガールズグループのアイドルら30名。参加者たちは現実世界での正体を隠したまま、「W」と呼ばれる仮想空間に入り、バーチャルキャラクターを通じて、自身の魅力をアピールしていく。最終メンバーに選ばれた5名は、メタバースで新しいガールズグループとしてデビューを果たす。なお、現実世界での参加者は「少女X」、仮想空間である異世界「W」内でバーチャルキャラクターに変身した参加者は「少女V」と呼称される。
ついに迎えた最後の日…決意を胸に決勝のステージへ
足かけ1年に及ぶ一大プロジェクトが、ついに完結した。当初30人いた少女Vの中から、決勝戦の切符を手にしたのは、たったの10人。ジャル、ルビー、ローズ、セラ、黒まめ（ソリテ）、ガオ（クアン）、ひきこもり（ジプスニ）、キム・セレナ、たあこ（ムノ）、リエン。歌唱力、ダンスの実力、そしてバラエティ感覚をも持ち合わせた、最強の10人が出そろった。
迎えた決勝戦当日。10人の少女たちは、最後の出勤に合わせて用意されたレッドカーペットを歩き、撮影スタジオへ。カメラを向けられると、ローズの少女Xは「おにぎりを作りましょ」と歌を口ずさみ、続いて車から降りてきた、たあこの少女Xも「私はたあこ、こんにちは」と愛嬌をふりまいた。また、リエンの少女Xは「レッドカーペットにカバンを合わせました」とのこと。私服の持ち物まで準備万端で、この日に臨んだようだ。
決勝戦の模様は、カカオページとYouTubeで生配信されるとあり、ひきこもりは「すごく緊張して頭が真っ白になりました」と祈るようなポーズ。撮影ブースの中では、少女たちが思い思いの方法で、緊張をほぐす様子が見られた。そして、生放送開始まで、あと数時間と迫る中、少女たちは口々に決意を吐露。「最後までジャルを信じて駆け抜けます」「ここまで来て脱落できません。黒まめと最後まで行きます」「悔いを残さないよう、頑張らなきゃ。ルビーを信じます」「最終日の実感が湧きませんが、ローズはデビューします」といった声が聞かれた。
50%を占める事前投票、1位に選ばれたのは黒まめ
こうしていよいよ、運命の決勝ステージがスタートした。評定の内訳は、カカオページでのオンライン事前投票が50%、生放送中に行われるリアルタイム投票が50%。そして、チーム投票で勝利したチームには、3万点が合算されることが明らかになった。
事前投票の順位は、1位：黒まめ、2位：ルビー、3位：たあこ、4位：リエン、5位：ひきこもり、6位：ローズ、7位：ガオ、8位：セラ、9位：ジャル、10位：キム・セレナ。事前投票の結果発表に続き、リエン、ガオ、たあこ、ひきこもり、キム・セレナから成る「時間」チームと、ローズ、ルビー、セラ、ジャル、黒まめから成る「運命チーム」、それぞれのMVが公開された。
そして、デビューメンバーの発表を前に、グループ名が「FE：VERSE」に決定したことが告げられると、少女たちから「かっこいい」「素敵」と興奮の声が上がった。情熱を意味する「FEVER」、永遠を意味する「EVER」などの言葉をかけ合わせたネーミングとなっており、さらに「VERSE」には「無限の可能性を持った宇宙」という意味も込められているそうだ。
最終順位で大波乱！予想外の結果に驚く少女が続出
グループ名も明らかになり、あとはデビューメンバー5人の発表を残すのみ。会場には、勝者のみが渡ることができる光の道が作られ、その先には1〜5の数字が書かれた台が現れた。最高潮の緊張感に包まれる中、いよいよ、最終結果が明らかに。見事、1位に輝いたのは、清涼感あふれる歌声と持ち前の可愛らしさで、ファンのハートを掴んだ、たあこだった。1位だと判明した瞬間、たあこは両手を大きく上げ、「本当に言ってるの？私なの？」と大興奮。デビューの有力候補とされてきた彼女だが、事前投票では3位だったため、この結果は予想外だったようだ。たあこは、その後も「本当に信じられない」と口にし、驚きと喜びをにじませていた。
2位には、さまざまな場面で、たあこと熱い戦いを繰り広げてきた、黒まめがランクイン。黒まめは、リアルタイム投票の中間発表では、5位候補と聞かされていたため、「デビューできると思っていなかった」と話し、驚いた様子を見せていた。また、1位をたあこに譲ることになり、悔しくなかったかと問われると、黒まめは「実はたあこに一度も勝てたことがないんです。そんな方と一緒のグループでデビューできるので、とても光栄です」とコメントし、たあこも「ありがとう。これから一緒にほかのチームに勝とうね」とニッコリ。ライバルだった2人が、これからは同じ夢を追う同志になるという、感動的な展開を迎えた。
そして3位には、ガオが選ばれた。事前投票の7位から大逆転を果たす結果となり、ガオは絶叫するほど、大喜び。後に行われたインタビューでは、デビューできるとは全く予想していなかったと言い、「選ばれると思っていなかったので、最下位じゃなければと考えていました。なので私が３位だなんて、信じられません」と喜びを噛み締めていた。
4位で名前を呼ばれたのは、１度もデビュー圏内から外れることがなかった、リエン。しかし、本人はすぐに実感が湧かなかったようで「私？なんで？」と呆気にとられた様子。インタビューでは「後半に行くにつれて、リエンに愛着が湧きました」と振り返りつつ、「自分を好きになれた時間だったので、Wに来られて本当に感謝しています」と充実感をにじませた。
5位の結果発表でも、まさかの波乱が起きた。事前投票では10位だったキム・セレナが5位に上りつめ、デビューメンバー入りを果たしたのだ。キム・セレナは「敗者復活戦から上がってきたので、デビューは難しいだろうと思いました。なのでプレッシャーを感じず、キム・セレナとして楽しもうと考えていたら、むしろ多くの方がその姿を愛してくださって、とてもありがたかったです」と応援してくれたファンに感謝した。
惜しくもデビューを逃した5人は消滅「すごくすごく、悲しい」
こうして、5人のデビューメンバーが決定。そのほか5人のバーチャルキャラクターは、消滅することとなった。ちなみにローズは6位、ひきこもりは7位で、惜しくもあと一歩及ばず。ローズは「少女たちとお別れする時、悲しかったです。だけど今は、ローズを応援してくれた方々の気持ちを知っているので、最後まで笑顔で消えます。涙は流しません」と気丈に宣言。圧倒的な歌唱力に注目が集まったひきこもりは「私の歌声を多くの方が聴いて、たくさん褒めていただいて、幸せな思い出をくださり、ありがとうございました」としみじみ語った。
その後、消滅した少女たちの中身が誰だったのか、現実世界での名前が明らかに。セラはマンデー、ローズはジュリ、ルビーはスアン、ジャルはスンウン、ひきこもりはボラだったことが判明した。VR機器を外したセラ（マンデー）は「悲しいですね。すごくすごく、悲しい」と沈んだ声で吐露。ひきこもり（ボラ）は壁に向かって「ひきこもりを救って」と叶うことのない願いを口にし、悲しみに暮れていた。
なお、デビューが決定した「FE：VERSE」の5人は、春頃に「ものすごい新曲」を引っ提げて、ショーケース（お披露目会）を行う予定とのこと。過酷なサバイバルを勝ち抜き、夢を掴んだ彼女たちの、今後の活躍に乞うご期待。
デビューの決まったFE:VERSEや番組の最新情報は、日本公式Twitterなどで確認できる。
日本公式Twitter：@girlsreverse_jp
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日本公式ホームページ：https://girls-reverse.brokore.com/
