お笑いコンビ・千原兄弟の千原せいじが4日のABEMA『NewsBAR橋下』にゲスト出演。ボランティア活動について橋下徹氏と議論を交わした。
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せいじは2018年に慈善活動を行う一般社団法人ギブアウェイを設立。2022年はガーナの学校に図書館を建設するプロジェクトに協力するなど、ボランティア活動に積極的に取り組んでいる。そうした活動を通し、日本での見られ方に対して思うところがあるという。
「ガーナで活動されているその方は大きいグループに属しているわけでもなく、本当に厳しい環境でやっている。帰国された時に話を聞いたら、学校から講演依頼があったので行って、『交通費がこれだけかかったのでいただけますか?』と聞いたら、『え、ボランティアじゃないんですか?』と言われると。“日本のボランティアの捉え方どうなっとんねん”ということで、身を削ってやっている人をサポートできるようなものを作れたらいいなと。大きなことはできないから、見える範囲でやろうと思った」
そもそもボランティアはどういうものなのか。サバンナ高橋茂雄が「自分の私財でやること」と答えると、せいじは「そこが違うねん」と指摘する。
「一般社団法人を公益社団法人にしようと思ったら、『あなた方はただ身を削ってやっているだけで、公益は出せませんよ』と。長期の運営ができるようにきちんと経理を担当する人がいて、それで給料をいただいて、生活ができてと、きちんとお金を回した上でやるのがボランティア活動だ。自分は1000円のものを食べたいのに500円を募金しようとか、自分の身を削る話じゃない。この間知り合った方も、アプリ開発には必要経費というのが絶対にあるが、『いくらかはうちの会社がもらいます』と言ったら、『ボランティアで儲けようとしているんですか』と言われたと。日本人は無知やから、すぐそういうことを言う。文句言うてるのはボランティアに参加したことない奴やねん」
これに橋下氏は「政治家も公務員も公共の仕事として税金でお給料をもらっているように、民間の人たちがやる場合にもお金はもらわなければいけない。僕にも行政の会議体に入ってくれと声がかかるけど、全国の自治体の日当は数千円単位。うちは事務所を構えて、スタッフの給料を全部出しているわけだから、“時間的拘束をされたらこれくらい”というのがある。なので、ここは受けた、ここは受けないというのはダメだから、うちは全部お断りしているが、そうしたら“金の亡者”と言われてるらしい(笑)」と明かした。
また、せいじは世間のある反応に反論したいそうで、「不倫したタイミングと設立したタイミングが合ってるんだけど、逆やからね。不倫のほうが先に出てもうたから、“良い人と思われたくてやった”“イメージアップのためだ”と思われるから、こっそりやってる。橋下さんは知っていると思うけど、認可が降りるのに時間がかかるから。すぐできるわけじゃないから」と訴えていた。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)