歌舞伎町のアングラエリアにお笑いコンビが潜入。慣れた様子の値段交渉、寒空の中で4時間以上立ち続ける女性などのリアルに触れ、「胸が苦しくなった」とショックを受けた。
3月20日(月)、ABEMAにて人気お笑いコンビ・かまいたちの山内健司&濱家隆一がMCを務める冠番組「ぜにいたち」#64が放送。新企画「アングラツアーズ」が行われた。
アングラツアーズの舞台は、欲望渦巻く新宿歌舞伎町。町を巡りながら裏の裏までリアルを覗く。ロケに行ったのはそいつどいつ・市川刺身&松本竹馬。
案内してくれたのは、歌舞伎町のリアルを25年間撮り続けるカメラマンのヤン・スンウーさん。ヤンさんは「ここは昔から立ちんぼさんがいっぱい」と、大久保公園付近に2人を誘った。
刺身は隠しカメラで撮影しながら問題のエリアへ。「ミニスカの女の子がすごい多い気がする…並んでる?」とリポートした。
ヤンさんいわく、ホストやメンズ地下アイドルにハマった女性がお金ほしさに立っていることもあるようで、10~20代と思われる女性たちは等間隔に立ち並び、男性に慣れた口調で金額を伝えるシーンも。刺身は「しゃべっていた方が2人組になって歩きはじめました…」と呆然。山内は「めちゃくちゃ近いやん、(吉本の)本社から」と動揺を口に出し、濱家も「ちょっと衝撃やわ…」としかめっ面を浮かべた。
刺身は勇気を出して「みんなここらへんに立ってるんですか?」「めちゃ寒いですね」と一人の女性に話しかけた。刺身が「お値段っていくらで?」と聞くと、女性は「私は2で」と暗に提示。刺身は絶句した後、「寒いよね」とようやく見つけた言葉を続けてカイロを差し入れした。
女性に声を掛けたのは21時半。女性は17時ごろからここに立っていたという。刺身は「胸が苦しくなったな。すごいなこれ、大変だな」「これはちょっと、切ねぇな…」「いかに俺、平穏に生きてきたのか」とショックを受けた。山内は「本社から近すぎて衝撃やねんけど…」とすぐ近くに別世界が広がっていることに驚いていた。