3月9日(木)20時50分より、グローバルボーイズグループを誕生させるオーディションプロジェクト「BOYS PLANET」の第6話がABEMAにて国内独占放送された。
『BOYS PLANET』は、『I-LAND』『PRODUCE』シリーズなどで知られる韓国のエンタメ企業CJ ENMによるオーディションプロジェクト。84の国と地域より練習生が参戦し、韓国からのKグループ、それ以外の国と地域のGグループとして2つに分かれ、デビューを目指しさまざまなミッションに挑んでいる。
新たなミッションは「デュアルポジションバトル」ラップメイキングに振付創作も!
第1回生存発表式を終えて、一堂に会した練習生たち。そこへ新たなスターマスターとしてBTOBのイ・ミンヒョクが現れ、次なるミッション「デュアルポジションバトル」の説明を始めた。「デュアルポジションバトル」とは、ボーカル&ラップ、ボーカル&ダンス、ラップ&ダンスといったように、練習生が2つのポジションを担うバトルだ。それぞれラップメイキングや振付創作といったようにクリエイティブな能力も要求される。これまでのミッションはKグループとGグループの対決形式だったが、今回はグループの区別は設けられない。
またミッション曲も発表された。ボーカル&ラップは(G)I-DLE「TOMBOY」、BE′O「Limousine (Feat. MINO) (Prod. by GRAY)」、INFINITE「Man In Love」、HIGH4, IU「Not Spring, Love, or Cherry Blossoms」、ボーカル&ダンスはBTS「Butterfly」、SEVENTEEN「Home」、MONSTA X「Love Killa」、TWICE「Feel Special」、ラップ&ダンスはJessi「ZOOM」、Crush「Rush Hour (Feat. j-hope of BTS)」、Yoonmirae & BIBI「LAW」、H1GHR MUSIC「GANG」。曲はグローバル投票最下位である52位のチョン・イチャンから選択していくが、後から定員以上の希望者が現れた場合は、下位の練習生が押し出される。
用意されたベネフィットは、各ポジションで1位となったチームメンバー全員に各10万点。またその1位チームで最も高い順位を獲得した1位の練習生に15万点が与えられる。そしてそれぞれのポジションで1位となった3チームは、全員音楽番組「M COUNTDOWN」への出演権が得られ、アプリ「Mnet Plus」でPRバナーを掲げられることも発表された。
次々に楽曲を選んでいく練習生たち。「TOMBOY」は人気が高く、早々に定員が埋まる。高い順位の練習生が選曲するたび、どんどん押し出されていく下位のメンバー。リッキーが「Love Killa」を希望したことで押し出されたユン・ジョンウは、キーが高く避ける練習生が多い「Home」に移動。そのリッキーものちにキム・ジウンに押し出されるなど、常に変動が起こりつつ、それぞれの担当曲が決まった。
チームごとにパートを割り振っていく中、「Love Killa」を選択した理由を聞かれたソク・マシューは、「モニタリングをしたときにこの曲が一番目に入ってきた。英語の実力も見せたいと思った」と語り、チームのリーダーに立候補して温かく迎えられる。英語のキリングパートはマシューがキム・ジウンに発音を教え、早くも和やかなムードが流れていた。
「Home」チームはボーカルの実力が高いメンバーが多いが、曲のキーの高さに苦戦。キリングパートはユ・スンオンに決まった。「GANG」チームは、押し出されたメンバーが多く落ち込み気味。また振付の経験があるメンバーもおらず、ダンスの創作に不安が募る。そんな中クム・ジュンヒョンがメインダンサーに挙手し、振付にも意欲を見せた。「ZOOM」チームでは、佳汰が「ここに誰が来たとしても、僕が引っ張ればいいと思っていた。『Kill This Love』を選んだ人だから、信じてついてきてください」と頼もしい言葉をメンバーに伝え、リーダーに就任。投票の結果、キリングパートはパク・ヒョンビンに決まった。
「LAW」チームはラップメイキングに前のめりなメンバーがおらず、ラッパーが多く順調そうな「ZOOM」チームの様子を見やり焦りを募らせる。誰もがためらう中、ハン・ユジンが「僕がラップをやってもいい」と前向きに引き受けてみせた。「TOMBOY」チームにはソン・ハンビン、イ・フェテク、ジャン・ハオ、パク・ゴヌクと、上位メンバーが集結。キリングパートにはハオとハンビン、フェテクが立候補する。多数決の結果ハンビンに決まり、ハオは残念そうな顔を見せるも気丈にふるまう。韓国語の発音が難しい部分は、ハンビンに丁寧に教えを乞い、「公演の日までに練習して韓国人のように歌いたい」と意欲を見せていた。
ジュンヒョンは叫び、スンファン覚醒!「奇跡を作り出したチーム」
ついに本番当日。ここでもスターマスターのイ・ミンヒョクがMCを務める。彼の口から、このミッションを終えて生存できる練習生は、わずか28人ということが発表された。舞台はラップ&ダンスポジションの「GANG」チームからスタート。メンバーはイ・スンファン、クム・ジュンヒョン、イ・ジョンヒョン、ムン・ジョンヒョン、チェン・ジェンユーだ。練習ではジュンヒョンが振付の創作をリード。普段の天真爛漫なキャラクターとのギャップに、同じチームのスンファンも驚いた様子だ。
本番で5人は、パワフルなダンスとキレのあるラップを堂々と披露。ジュンヒョンは衣装をめくりムキムキの筋肉が描かれたTシャツを見せつけて「ジウン見てるかー?」と叫んで笑いを起こす。全員が高いスキルを見せたが、特に覚醒したように余裕あるパフォーマンスを見せたスンファンをマスターたちは絶賛。現場のスタークリエイターたちも同じ思いだったようで、スンファンが700点で1位に。彼は「いいステージが作れました。自分の中では、奇跡を作り出したチームとして記憶に残ると思います」と語っていた。
佳汰(KEITA)のカリスマ性溢れるラップ、晴翔のアクロバットにマスターも感嘆
続いては「ZOOM」チーム。メンバーは佳汰(KEITA)、晴翔(HARUTO)、パク・ヒョンビン、オリー、ウームーティだ。中間評価ではほかの練習生から、「ヒョンビンがなぜキリングパートを務めているのかわからない」という意見をアンケートに書かれてしまう。自分がキリングパートを続けていいのかと悩むヒョンビン。メンバー間で投票を行うが、全員がヒョンビンを信じたいという意見で、彼がキリングパートを続けることに決まった。
本番ではストリートルックに身を包んだ5人が、はつらつとステージを飛び回って歓声を起こす。赤い大きな耳付き帽子を被った佳汰(KEITA)はマイクを逆手に持ってカリスマ性あふれるラップを披露。晴翔(HARUTO)は軽快なアクロバットで魅了した。視聴者のコメント欄は「えーみんな上手すぎやん!」「晴翔えぐ」「ラップ強すぎる」と大盛り上がり。マスターも「オリーは動きがいい」「佳汰はアーティストを見ているようだった」と感動したように話す。全員が良いチームワークを見せて輝いていたが、1位は736点で佳汰(KEITA)が獲得した。
ジョンウの表情演技に「表現力やばい」セブチの高音ボーカル曲で感動呼ぶ
続いてはボーカル&ダンスポジションの「Home」のステージ。ユン・ジョンウ、チ・ユンソ、ユ・スンオン、ダン・ホン・ハイ、ジェイが担当する。練習ではリーダーのジョンウが振付をリードするも、彼は他のメンバーから頼られることでプレッシャーを感じていた。レッスンでは、SEVENTEENの原曲のコレオグラフを担当したチェ・ヨンジュンマスターに「君たちにはこの振付は難しすぎる。どんなに練習してもいい形は作れないと思う」とアドバイスを受け、ボーカルを見せる方向に舵を切ることに。
なんとか再構成していくも、リハーサルでは原曲の高すぎるキーを少し下げることをイム・ハンビョルマスターから勧められる。甘い歌声をしっかり聴かせる構成で、本番では観客を引き込んだ5人。終盤ではジョンウがスンオンを優しく抱く振付で見る者に鳥肌を起こした。スンオンは少し高音を外してしまうも美しいボーカルを響かせ、ジョンウはソロのダンスで視線を奪う。楽曲の世界観に入り込んだ表情で魅せるジョンウに、視聴者も「ジョンウ…推しになってまうよ」「ジョンウの表現力やばい」「ジェイ安定にうまい」「えー無理泣いちゃう」と感動していた。1位は660点でジョンウの手に。だがジョンウは「僕はほかのメンバーを1位にしたかった。みんなうまくやったけど、ステージの上でどうやったのかの違いだと思います」と謙虚な言葉を残していた。
赤いスーツで荒ぶるマシュー、キム・ジウンに絶叫の嵐
次はボーカル&ダンスの「Love Killa」チーム。ソク・マシュー、キム・ジウン、キム・ギュビン、ソ・ウォンが真っ赤なスーツ姿で現れた。TOP9が3人も属するチームゆえに高い期待を背負い、リーダーのマシューは率先して練習をリードするも、レッスンではメンバーに疲れが見え、マスターのヨンジュンとソルジに「この順位でこの実力は恥ずかしい」と酷評されてしまう。いろいろと背負い込んでしまっている様子のマシューを見て、「マシューはあまり感情を表に出さないけど、目を見るだけでもっとうまくやりたいという意欲がわかります」と見抜いたジウンは、「あまり考えすぎる必要はないと思うよ」と優しく語りかけて彼の心をほぐした。
ステージに上がると、妖艶なダンスと表情で魅せる4人。全員がセクシーな動きと表情で観客の悲鳴を欲しいままにし、ダンスブレイクではマシューが回し蹴りを喰らわすようなアクションで圧倒。胸元をチラつかせる彼に控室の佳汰(KEITA)も思わず「マシュー、何してんの!」と困惑し、視聴者も「無料で見せていただいていいんですか?」「鼻血案件」とドキドキ。マスターたちも「音程が正確だった」「本当にうますぎる」「心臓がバクバクする」と絶賛。1位は758点でギュビンが獲得した。本人は驚いたような表情で「まったく実感が湧きませんでした。ほかのメンバーがいなかったら、1位になるのは難しかったです」と語っていた。
「TOMBOY」チームのレッスンには、iKONのBOBBYがゲストとして登場。ガールズグループの楽曲だが、ソン・ハンビン、イ・フェテク、ジャン・ハオ、パク・ゴヌクはオリジナルのキーで歌い切り、マスターたちも「練習時間が短いのにこんなに完成させてきたなんて」と讃えた。BOBBYも「デビューしてもいいと思う」と絶賛。BOBBYのファンであるゴヌクは褒められて笑顔を見せる。気になるステージの様子は次週を待とう。
※なお、46位にランクインしていたイ・ファニ(K)は、健康上の理由で辞退となった。
次回第7話は、3月16日(木)20時50分よりABEMAで独占放送される。