“キリンの首が長くなったことは幸せかそうじゃないか”を論じるディベート対決で、パックンの主張が反響を呼んでいる。
28日、ABEMAにて『マッドマックスTV論破王』が放送。『打倒パックンガチンコディベート対決』に囲碁将棋・根建太一が参戦した。
お題は『キリンの首が長くなったことは 幸せor幸せではない』。“幸せではない”を主張する根建は「『お前望みすぎたんで首を長くしてやるぞ』って神様の仕打ちの可能性もある」と語り、「首が長くなったことで上のものは取りやすくなったけど真下のものを取れなくなってる。上のものを食べなきゃいけない訳じゃないので一番基本的なエサを食べるための動作がやりづらくなっているとしたら神様が仕打ちしたとしか思えない。罰だと思ってます」と熱弁。また、首が長くなったことによって死ぬリスクが高まったことも説明した。
「それだけだったら論破されません」と余裕を見るパックンに根建は「ごく一部のキリンが望んだことで神様が首を長くしたらなら、人間もそういう風な形に何万年後になっちゃう可能性がある」と持論を展開。未来の人間の体の形状が変化してしまうことを懸念し、「こんな世界怖いじゃないですか!」と声を上げた。
だが、“幸せ”派のパックンは「数百万年前に徐々に首が長くなり、今もこの形で生き残っているキリンは成功している」と反論。さらに「吉本でいうとダウンタウンさんみたいな存在。上に行けて毎日ご馳走を食えてる。これを幸せじゃないというのはダウンタウンさんが不幸と言ってるようなもん」と例え、スタジオも大盛り上がり。
「キリンが下のものを食べる際に3歩下がらないといけないことに何一つ不自由さを感じてない?」と根建が疑問を唱えると「人間は4つ足から2つ足に無理矢理なって生き残って幸せを掴んでるけど部分的な不幸(腰痛)は残ってます。キリンもそう。部分的な不幸はあるけど全体的な幸か不幸かでいったら100%幸せの方に票が入るはず」と断言し、スタジオからは「ちょっと感動した」と声が上がった。
判定は4-0でパックンの完全勝利。対決を見届けたMC陣からでは「面白い!」と拍手が起こり、「まさかこんなディベートになるとは」「あれは横綱」と絶賛の声が飛び交っていた。