世界的な音楽家、坂本龍一さんの訃報に、芸能界から多くの悲しみの声が寄せられている。
映画『戦場のメリークリスマス』で共演した北野武は公式サイトでコメントを発表。「ただただショックで残念で仕方がなく言葉もありません。『戦場のメリークリスマス』の大島渚監督が亡くなってデビッド・ボウイが亡くなって、坂本龍一さんが亡くなって仲間がみんないなくなってしまい、『戦場のメリークリスマス』は俺だけになってしまいました。」と、記した。
坂本さん、そして高橋幸宏さんとともに1978年に「イエロー・マジック・オーケストラ」、通称「YMO」を結成した細野晴臣は自身のInstagramを更新。1月11日に亡くなった高橋さんを追悼した時と同じコメントを載せず、灰色の画像のみを投稿した。
「YMO」のテクノサウンドに大きな影響を受け、音楽業界で一時代を築いた小室哲哉は、自身のInstagramに直筆メッセージを投稿。「教授へ。あなたに憧れてきました。たくさん、たくさん、たくさん。いくつもの楽曲、功績、賞賛、いつも羨ましがってきました。作曲家として、編曲家として、鍵盤を奏でる人として。夢を見せてくれました。そして、音楽家が世界の人々へ果す役目も教えてくれた気がします。ありがたいです。お別れです。本当にお別れなんですね。話したいです。」と、偲んだ。
また、2021年に小児がん治療を目的としたチャリティーライブのテーマソングを共同制作した音楽プロデューサーのつんく♂は自身のブログを更新。「坂本龍一さん、残念でなりません。寂しいです。数年前にニューヨークに行った時、急に連絡したにもかかわらず会っていただきました。坂本さんのスタジオを見せていただき、冗談も交えながら、音楽についてたくさん教えていただいた事、大切な思い出です。そして一緒に曲を制作出来た経験は僕の誇りです。ありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。」と綴っている。
坂本さんは次世代のアーティストにも影響を与えており、ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎は「優しい語り口を今も思い出します。たくさんの美しい偉大な音楽をこれからも聴き続けます。ありがとうございます。」と感謝。
インターネットの生配信番組で坂本さんと共演したロックバンド・神聖かまってちゃんのの子は「ご冥福をお祈りいたします。僕のニコ生にも出てくれてありがとうございました！」とコメント。
エアーバンド・ゴールデンボンバー」の鬼龍院翔は、「何か大変なことがあっても、どうせ人生に限りがあるなら、限られたその日まで生きよう、大好きな音楽を聴いて眠ります」と追悼している。
ほかにも、BTSのSUGA、L'Arc〜en〜CielのHyde、サカナクションの山口一郎らが追悼のコメントを寄せている。（『ABEMA NEWS』より）
