日本列島で桜満開の報告が相次ぎ、東京・上野では4年ぶりの花見宴会で賑わった。花見客からは「最高で~す!」「マスクを外せるというのも最高」「高校生の頃はコロナでできなかった」といった喜びの声があがる。
そんな中、“花見最強”の会社があるという。場所取りやお酒の手配、参加者の仕切りなど悩み多きイベントでもあるが、作家の野地秩嘉氏によると「普通の会社みたいに総務などいつも手配をする人に任せない」のがトヨタ自動車だという。
トヨタといえば現場主義、また「カイゼン」が社風だが、花見もその連続。幹事に任命された者は歴代の担当者がブラッシュアップしてきた1枚のマニュアルをさらにカイゼンし、飲食の手配や場所の確保など、あらゆる事態に対応するという。
「花見だけではなく、例えば社員旅行や駅伝など、会社の仕事ではない雑事。普通の人はあんまりやりたくないことに対してもちゃんと全力でやるのが、トヨタという会社」(同)
毎年何らかのチャレンジも期待され、決められた予算内でいかに昨年より素晴らしい花見にするのか腕の見せ所。“幹事役を進んでやる人ほど出社していく”という伝説があるほどだ。
「今の日本の風潮から言えば、花見や社員旅行を大切にしているのは“遅れた昔の会社”だが、その会社が日本一番儲かっていて、世界でも注目されている」(同)
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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