レース中の落車事故により長期欠場してたオートレーサーの森且行選手（49）が4月6日、川口オートレース場で約2年3カ月ぶりにレース復帰。見事勝利をおさめた森選手はレース終了後の会見に登場。現在の体調について明かした。
「いい緊張感だったので、ビビることなく自分のレースをしようと思って、気合を入れてきました」と、レースに臨んだ際の心境を語る森選手。「あまりエンジンが良くない感じだったので、自分の感覚を信じて大幅にいじって、これはミスしなければ勝てるのかなと思って走っていました」と、試合前を振り返った。
２周から鮮やかな５車抜きを見せた森選手だが、勝因について「空いたところをうまく入った感じです。2年3ヶ月休んでても、レースの間隔を体が覚えてくれてたので行けたのだと思います」と説明。4周5周目は体力的に厳しかったといい、「これが課題になる」「2周3周目までは勢いよく行けるんですけど、右足の力が入ってるのか入ってないのかがまだわからない。レースを重ねていけば神経障害というのが治っていくと聞いているので、重ねていければ」と語った。
復帰への手応えを感じたのは今年の1月頃だそうで、当時を「12月から本格的に練習参加始めて、1月くらいに同期とか後輩に合わせてもらって、同じくらいに走れたときに、これは復帰する準備を始めようと思いました」と回顧。
今回、見事一着で復帰した森選手だが、今日の自分の試合や体の具合に点数をつけるなら「80点くらい」。「（完全には）戻ってない感じはありますけど、今日はたまたまいい感じにいって。でもまだ初日なので。勝ち上がりなので。最終日まで残っていれば、いい感じに戻ってきたと言えるんじゃないでしょうか。自分でもまだよくわかってないです」と語った。
「もう一度日本一になりたい」と今後の目標を語った森選手。「でもそんな甘くないと思うので、とにかくSGのレースに出れるくらいにはなりたいと思います。時間がかかっても一生懸命頑張っていきたいと思います」と意気込んでいた。（『ABEMA NEWS』より）
