ティファニー(少女時代)が、周囲からは好評を受けたチームのパフォーマンスに「納得がいかなかった」と厳しい評価を下した。
【映像】ティファニーが指摘した背中向けながらのラップ(30分頃~)
4月5日(水)22時30分より「PEAK TIME」#9がABEMAで日韓同時放送、国内独占無料配信。すでにデビューしているK-POPボーイズグループが、ワールドワイドアイドルの座を巡って競争を繰り広げるサバイバル番組だ。コロナ禍で活躍の機会を奪われたり、人気が伸び悩み一度解散を経験したりと、さまざまな事情を抱えたアイドルたちが頂点を目指す。
参加者は本来のグループ名を明かせず時刻を冠したチーム名でステージに上がるが、決勝でトップ6に残れば本来のグループ名を名乗ることができる。#9では参加グループが新曲のステージを披露する第3ラウンド「新曲マッチ」の続きをオンエア。10チームがAリーグとBリーグに分かれて舞台に立ち、審査員と観客の投票によって順位が決定する。審査員はティファニー(少女時代)、ギュヒョン(SUPER JUNIOR)、イ・ギグァン(HIGHLIGHT)、パク・ジェボム、キム・ソンギュ(INFINITE)、ライアン・ジョン、シム・ジェウォン、ムンビョル(MAMAMOO)の8名。
走りながら歌い、スクワットしながらも歌う
チーム20時ことM.O.N.Tの2人は、春らしいカラーリングのスーツに身を包んで登場。彼らの新曲「やったことのないように」は、ミディアムテンポで感傷的な曲だという。メンバーのビッセオンは「歌手は曲名のようになっていくと言いますが、(この曲で)やったことのないことをいろいろやってみました」と練習を振り返る。同曲は2人が初めて挑戦するジャンルの曲で、ビッセオンは「明るいのに悲しい感じですし、洗練されている曲です」、ロダは「初めてのジャンルなので想像がつかなかったです」と、取り組んだ当初の戸惑いをそれぞれに語った。
20時はボーカルが1人のため、歌詞の量が多く、息継ぎをする隙がないビッセオン。歌い終えると息が上がってしまい、「クラクラします」と苦笑いする。走りながら歌ったり、スクワットしながら歌ったり、さまざまな特訓を行っていく2人。またこの曲はもともと多人数グループ向けの振付が用意されていたため、動きが多くて細かい。さまざまな不安が彼らを襲っていた。
そうして迎えた本番。爽やかだがどこか切ないようなメロディラインが特徴的な楽曲をロダとビッセオンは巧みに表現し、中盤ではロダがステージを練り歩きながら、クールなラップで切り込んでいく。ダンサーが2人のステージに華を添え、最後には背中合わせてステージに座り込んで余韻を残した。
ボーカルに賛辞が相次ぐも、ティファニーは…
結果は6ピック。素晴らしいステージだったのに評価が低いと、他チームの面々は意外そうな表情を浮かべる。ずっと笑顔で見守っていたソンギュは「僕は2人のことを初めて見た時から好きでした」と告白し、「新しい一面が見られて良かったです。ビッセオンさんは激しく踊りながら最後まで安定した歌を披露していて、ボタンを押しました。歌唱力がすごい人だと改めて感じつつ応援しながら見ました」とコメントする。
シム・ジェウォンは「ボーカルがすごく安定していて驚きました。息も乱れずにうまく歌うのでイヤモニを外しましたが、それでも安定した歌声が聴けました。バランスがすごくよくて耳障りなところがなかったし、きれいに歌ってくれて僕も魅了されました」とボーカルに賛辞を送る。ボタンを押さなかったティファニーは「今回は新曲ミッションなので、いかに自分たちの曲にするのかが大事で、そこが審査のポイントだと思います。私は聴きながら納得がいきませんでした。今まで見てきた自由奔放なところやエネルギーを感じなかったです。ラップするときに背を向けて自信がなさそうだったので集中できませんでした。新曲を自分のものにできていなかったと思います」と厳しい感想を語った。
この評価を受けて暗い表情の2人。だがビッセオンは「悔いが残るステージ。今までいい評価をもらってきたので、予想外のことでした。今まで褒められすぎたようです。チームにとっては自分を振り返るいいチャンスだと思います。もっとプロらしい姿を見せたいです」と前向きな発想に転換していた。
次回「PEAK TIME」#10は、4月12日(水)22時30分よりABEMAにて日韓同時放送、国内独占無料配信される。