「あるサウナ施設でTKO木本のサインをわざわざ隠してあった」
Twitterに投稿されたこの証言。TKO木本武宏といえば、去年7月に投資トラブルが発覚すると、同月に松竹芸能との契約が終了に。今年1月、問題解決の糸口が見えてきたとしてコンビでの再スタートを宣言していた。
冒頭のツイートを調査してみると、富山県富山市にあるカプセルホテル「スパ・アルプス」施設内でのことだと判明。木本はサウナ好きを公言しているだけに、訪れた際にサインを頼まれたのだろう。しかし、サインが書かれているはずのロッカーを見てみると、隠すように同系色の紙が貼られていた。
「従業員が自主的に貼ったもの。面白半分で出回るとあまり良くないかなということもあり、ほとぼりが冷めるまでと言っていたんですけど。お客さまも『何だろう?』と気になってはがすんですよね。『あ!』となってまた貼り直した跡があったり」(スパ・アルプス マネージャー・倉知悟さん)
「本当に混雑している時じゃなければ使わないでおこう」という暗黙のルールによって、“開かずのロッカー”に広まる隠しサインの噂。悩み抜いた支配人はサインの公開を決断した。
実は裏にある人物の働きかけがあった。この施設で熱波師イベントを行う、“富山住みます”芸人のノビ山本だ。
「隠すことでむしろ目立っていたし、(サインの)日付の部分だけ切って写真をあげちゃえば、『謹慎しているのに隠れてサウナ来てサイン書いてたぞ』と捏造できてしまう。みんなが木本さんを応援したいという一心での行動が生んだ“ねじれ”というか」
そして、今では大人気のロッカーに。倉知さんは「もう大丈夫だと思うので、いつまでもお待ちしております」とメッセージを送った。
■街の店にある木本のサインは残っている?
木本のサインは他の店にも残っているのか。
東京・浅草の焼肉店「本とさや」。壁には著名人のサインが200枚以上びっしりと飾られているが、木本の名前は見当たらない。「例の事件で外したわけではない?」と聞くと、従業員からは「違う、違う。雲隠れしちゃってるんですかね」との回答が。
次に、東京・上野にあるサウナーの聖地「サウナ&カプセルホテル北欧」を覗いてみると、深田恭子や瀬戸康史、舘ひろしなど大御所のサインもある中、中央付近の目立つ位置に発見。
さらに、神奈川・川崎市のプライベートサウナ「ロウリューランド」へ。2021年11月、木本はできたばかりの同所を訪れ、YouTubeで「世界最速配信」を行いつつ、最初に来た芸能人としてサインを残していたが……。壁面のロゴの下には、「第1号」の文字がしっかりと残っていた。
韓国料理「ハヌリ」新宿三丁目店に行くと、高田健司社長が出迎えてくれた。「探してみないとわからない」ということで、社長直々に探すこと数十分、10年以上前に書かれたというTKO2人のサインが登場。貼られていなかったものの、きちんと保管されていた。
■「木本さんも命があれば何でもできます」
さらに、木本のサインは働く人たちの支えにも。
NHK連続テレビ小説『スカーレット』のロケ地となった、滋賀県甲賀市信楽町の「緋色の商店街」。同ドラマに出演した木本は、撮影の合間をぬって商店街の人々宛に1枚1枚サインを書いたという。そのサインは今でも商店街の事務所でショーケースに入れて大事に保管されている。
「町のおっちゃん、おばちゃんにも声をかけていただいたりして、すごく親しみのある、良い意味で芸能人っぽくない印象を受けました。いただいたサインもずっと飾っているので、またテレビでも拝見できる日を楽しみにしています。またお酒でも飲みましょう」(信楽中学生カンパニー実行委員長・福山淳さん)
火災で工場が全焼した、大阪府河内長野市にあるつまようじメーカーの菊水産業。実は火災の2年前、木本がMCを務める番組に出演していた社長の末延秋恵さんは、サインをもらったという。
「サインはおじいちゃんの家、別の場所に保管していたので助かってました。松本零士さんにいただいたサインがあって、その横に木本さんのサインを飾ってます。私の会社も火災被害にあって全焼したんですけど、命があれば何でもできると思って再建を頑張っているので、木本さんも命があれば何でもできるので。これからも前向いて頑張ってください。応援しています」(菊水産業代表取締役・末延秋恵さん)
こうした声に木本は「いやもう……ありがとうございます」と涙ながらに一言振り絞ると、「信楽高原鐵道のポスターにも起用していただいていて、そんな中出不祥事を起こしてすごく迷惑をかけた方々と、取材してくれたスタッフさんに申し訳ない気持ちです。本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。(『ABEMA的ニュースショー』より)
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