4月6日（木）20時50分より、グローバルボーイズグループを誕生させるオーディションプロジェクト「BOYS PLANET」の第10話がABEMAにて国内独占無料放送された。
「BOYS PLANET」は、「I-LAND」「PRODUCE」シリーズなどで知られる韓国のエンタメ企業CJ ENMによるオーディションプロジェクト。84の国と地域より練習生が参戦し、韓国からのKグループ、それ以外の国と地域のGグループとして2つに分かれ、デビューを目指しさまざまなミッションに挑んでいる。
2人1組で慣れないミュージカルに悪戦苦闘
第10話では第9話に引き続き、28人がチームに分かれて新曲5曲を披露する3回目のミッション「アーティストバトル」の模様を放送。練習生を見守ってきたマスターたちは「最初は学芸会みたいだったけど、今やどこに出しても誇らしい子たちになっている」としみじみと語り、これまでで印象的だったステージについて言葉を交わした。
残り3チームのステージの様子が披露される前に、事前に練習生たちに与えられたあるミッションの模様が紹介される。そこへスターマスターとして美声を響かせながら現れたのは、2AMのチョ・グォン。彼によれば今回のミッションは、練習生たちの隠れた演技力をアップグレードさせる「ミュージカルミッション」であるという。練習生たちをサポートすべく、ミュージカル俳優のナム・ウジュとチョン・ドンファが登場した。
2人1組でペアを組み、14組が誕生。ミッションとして与えられたのは「星の王子さま」の「きつねの歌」だ。きつね役には長セリフも盛り込まれ、慣れないミュージカルの特訓に、練習生たちは「この番組のミッションの中で一番難しい」と苦戦する。発表の場では練習生たちがステージを披露したあと、実力に応じて「ミュージカルスターレベル」を与えられる。一番手はイ・ジョンヒョンとユ・スンオンのペア。きつね役のスンオンは歌詞が抜けてしまうも、素晴らしい歌声を響かせ2スターに。その後も1スター、ノースターと厳しい評価を受けるペアが続出。ソン・ハンビンとジャン・ハオのペアはしっかりと世界観に入り込んだステージで、審査員からも絶賛を受けてオールスターに輝いた。いずれも演技の経験があるクム・ジュンヒョン、キム・ジウンのペアは、独特の雰囲気で笑いを誘う。そして最終的に、ビューティストアでのPRチャンスが与えられる1位は、イ・フェテクが獲得した。
ヨンジュンマスターから「踊らない方がいい」と厳しい声、佳汰は「自分自身に失望」
物語は「アーティストバトル」に戻り、「Switch」チームのステージの模様が紹介されていく。第2回生存者発表式を経て、ナ・カムデンとジャン・シュアイボー以外の4人が途中で合流したばかりの「Switch」チーム。結果的に実力者ばかりが集まっており、レッスンでチェ・ヨンジュンマスターは期待を寄せる。ところが満足に振りが入っていない様子に彼はため息を漏らし、「正直ちょっと最悪。ジョンウは元々の実力が出ていないし、佳汰もちゃんとやってない。テレは本当にでたらめ。そんな適当にやるんだったら踊らないほうがいいと思うよ」と、厳しくダメ出しをされてしまう。
それぞれに自信を落とす練習生たち。佳汰も「自己肯定感も落ちて、自分自身に失望していました。このままじゃいけないという気持ちが大きくなっています」と落ち込んだように語る。しかしダンスの実力が高いパク・ハンビンがディテールや構成に目を配り、練習をリードしていく。ダンスが苦手なキム・テレも次第に上達し、徐々に自信を取り戻していった6人。
本番で彼らはゲームセンターのようなセットを背景に、ネオンカラーの衣装をまとって現れた。そしてはつらつとしたパフォーマンスを、キレのいいダンスと明るいボーカル、キレのいいラップで届け、観客を沸かせる。ハンビンは堂々とパフォーマンスを牽引し、テレも努力を重ねたダンスでマスターを唸らせた。観客の投票の結果、最下位の6位は402点でジャン・シュアイボー。1位は741点でパク・ハンビンが獲得し、彼は3つのミッションで連続して1位を獲得したことになった。
初のアンコールも！マシューがチームの大切さを再度実感、ハンビンは優等生の貫録見せる
続いてはソン・ハンビン、ユ・スンオン、ソク・マシュー、ハン・ユジン、キム・ジウンと、上位のメンバーが揃った「Say My Name」チーム。ユジンはスターマスターのキー（SHINee）のリクエストに応えて「ヌナ、サランヘヨ（お姉さん、愛してます）」の決めゼリフを3パターンで披露して、観客とマスターのハートを射抜く。
「Say My Name」チームでは練習の際、マシューのパートを巡って一波乱が起きていた。適性に合わせてパート割りを見直したことで、強く希望していたサブボーカル1からサブボーカル2に変更となり、浮かない顔のマシュー。ヨンジュンマスターからも「かわいい楽曲なのに、この曲のムードが表現されていない」と指摘を受け、マシューは表情管理ができていないことを注意される。自分のせいでムードが悪くなりメンバーが怒られるのはつらいと、気持ちを切り替えるマシュー。「チームが何より大事ということに気づきました。メンバーに感謝します」と次第に明るさを取り戻し、チーム内の雰囲気も良くなっていく。
制服風の衣装で登場し、卒業式の記念写真を撮るような青春感あふれる演出でステージを始めた5人。ウインクやハートマークを交え、爽やかさ満点で魅せるステージに観客からは歓喜の絶叫とアンコールが起こり、マスターたちも「これ、『M COUNTDOWN』のステージ？」とうっとりと見入っていた。誰が1位を獲ってもおかしくない中、1位は826点でソン・ハンビンの手に。これまで投票では1位を守り続けているが、実はミッションで1位を獲ったことがなかったハンビンは、感無量の表情を浮かべていた。
難曲に苦戦「1週間を棒に」ジャン・ハオがリーダーとして息吹き返し圧巻のステージに
最後に登場したのは「Over Me」チーム。レッスンでは難易度の高い楽曲をうまく表現できていないメンバーに、マスターのソルジが「これでレコーディングするの？適当にやっている感じがする」と厳しい一言。リッキーはその背景を、「動線の練習に集中してばかりで、歌の練習をおろそかにしてしまっていた」と説明する。動線の練習を重ねるも、改善策について意見が合わないメンバーたち。リーダーのジャン・ハオはうまく進められるのか不安を募らせ、他のメンバーも練習の進め方に疑問を抱いているようだ。
中間発表でもメンバー同士がぶつかってしまったりと失敗続きで、マスターのペク・クヨンは「自分で望んで選んだ曲だよね？1週間練習したんだよね？1週間を棒に振ったね」と酷評。思い悩んだジャン・ハオはソルジに相談し、「感情的にならず、冷静にやったほうがいいと思う」とアドバイスを受ける。まずジャン・ハオが動線を最後まで決めて、他のメンバーに教えるという方向性にシフトすると、メンバーの息が合っていった。
心臓の鼓動のような音が鳴り響いて、本番のパフォーマンスがスタート。5人は滑らかな動きで小道具のベルトも活用しながら、目線の1つひとつに気を配り、セクシーなパフォーマンスを披露していく。ジャン・ハオとチェン・クァンルイは妖艶なペアダンスを舞い、ジェイは美しい高音のフェイクで魅了した。しかしジェイは会場投票では最下位に。彼は「正直予想していました。ステージでパフォーマンスしていて、反応が一番小さかったんです」と肩を落とす。1位はこれまでの最高点数である晴翔と同点の852点で、ジャン・ハオの手に渡った。
僅差で「Over Me」が1位に、次回10人が脱落
すべてのパフォーマンスが終わり、ついに結果発表の時間に。1位のチームにはベネフィットとして20万点、そして「M COUNTDOWN」出演権と単独ファンミーティングの開催権が与えられ、また1位のチームの中でメンバー中1位を獲得した練習生には追加で20万点が付与される。練習生たちがそれぞれに不安な表情を浮かべる中、「Switch」は432点、「SuperCharger」は470点、「Over Me」は621点、「Say My Name」は612点、「En Garde」は597点という最終結果が発表され、「Over Me」が1位に輝いた。
残すは第3回生存者発表式と、ファイナルミッションのみ。キーは練習生たちに「今日の結果がうれしい練習生も、悔しい練習生もいると思います。でも今日の結果は皆さんの最終的な結果となるわけではありません、皆さんの生存か脱落かの運命はスタークリエイターの手にかかっています。僕も1票を投じたいと思います」と告げた。ファイナルラウンドに残れるのは18人。次回の第3回生存者発表式にて10人が脱落することになる。
次回第11話は、4月13日（木）20時50分よりABEMAで独占放送される。
