豊島将之九段「一番の黒歴史かもしれない」若手時代の思い出に苦笑い ファンは「かわいいしかなかった」/将棋・ABEMAトーナメント
【映像】“黒歴史”エピソードを語る豊島九段
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 将棋界をけん引するトップ棋士の“黒歴史”エピソード告白に、仲間もファンも興味津々だった。将棋の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」に出場するチーム豊島が、予選を前に恒例のチーム動画収録に参加。豊島将之九段(32)、木村一基九段(49)、池永天志五段(29)の3人は、チームワーク強化のため『え!実は〇〇なんですか?』カードゲームに挑戦。豊島九段が「黒歴史」と語る過去のほろ苦いエピソードのほか、それぞれの知られざる意外な一面が次々に飛び出した。

【映像】“黒歴史”エピソードを語る豊島九段

 『え!実は〇〇なんですか?』は、カードに書かれた質問に回答者がどのように答えるかを予想する、シンプルながらプレーヤーの意外な一面を発見して楽しめるゲーム。厳しい戦いを前にチームの結束力を強化するため、池永五段が用意したものだった。最初の回答者は豊島九段。「名前に関係のないあだ名を付けられたことがある?」という質問カードを引き、「恥ずかしいんですけど、ファンの方から名付けられて…」と答えると、木村九段はすぐに「わかりました!“きゅん”があった!」と続けていた。

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 トークが進むにつれて3人の表情も徐々に柔らかくなっていく。池永五段は「カラオケで必ず歌う曲はある?」のカードを引くと、「全然行かないんです。でも、GReeeNとかが自分の世代なので」と語っており、いつかその歌声が披露される日があるかも?とファンはワクワク。さらに、カラオケトークはリーダーの豊島九段に飛び火し、「昔、イベントで歌わされたことがあって…一番の黒歴史かもしれないです(笑)」とまさか告白が飛び出した。

 2007年4月のプロデビュー以来、18回のタイトル戦登場に獲得は竜王、名人を含む6期、棋戦優勝は5回、将棋大賞最優秀棋士賞ほか数々の受賞経験を持つトップ中のトップ棋士が語る“黒歴史”に、木村九段&池永五段はもちろん、ファンも興味津々。女流棋士3人と男性棋士4人と、いきものがかりの『ありがとう』に挑戦したという豊島九段は「元々めっちゃ音痴で、克服できるかなと思ってやってみたんですけど…あれは恥ずかしかったですね、本当に(笑)。相当練習したんですけど、ひどかったです」と普段は見られないような苦笑いを浮かべていた。

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 この表情にファンは大爆笑。「ひたすらかわいい」「みんなめんこい」「可愛くてほっこり」「めちゃめちゃ笑顔で黒歴史って言ってるw」「かわいいしかなかった」「想像を超える可愛さだった」「豊島先生のカラオケ、ぜひ!」と豊島九段の照れ笑いにハートをわしづかみにされた様子だった。

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 ゲームの進行につれ、それぞれの過去の失敗トークも次々に飛び出した。「タイムマシンがあるならやり直したいことがある?」の問いに対し、木村九段は「負けた後に、取り組み方でもうちょっと真面目にできたのになあと思うことが結構ある」とやや真剣な表情を見せる場面も。カードゲームを通じて内面に秘めていた意外な一面を共有し、「価値観の違いや、どういうことを考えているかが分かったので良かった」とすっかり打ち解けた様子だった。

 チームが最初に目指すのは予選突破だ。全員が複数回フィッシャールール経験者で構成されたチームとあり、安定感は抜群。それでも、予選Aリーグは第3回大会優勝の“常勝軍団”チーム永瀬、若手の勢いで駆け上がる前回優勝のチーム稲葉と、激戦は必至。豊島九段は、「チーム名は木村九段の言葉をお借りして、“百折不撓”に。いきなり厳しいリーグに入っていますが、あきらめない精神で頑張っていけたらと思います」と奮闘を誓った。

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◆ABEMAトーナメント2023 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり、今回が6回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士14人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全15チームで行われる。予選リーグは3チームずつ5リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
ABEMA/将棋チャンネルより)

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