サバイバル番組「PEAK TIME」が最終回を迎え、VANNERが迫力のステージを披露、審査員から「マイケル・ジャクソンが再臨したかと」と最大の賛辞を受けた。
【映像】「マイケル・ジャクソンが再臨したかと」優勝したアイドルの完璧パフォーマンス(40分頃~)
4月19日(水)20時40分より「PEAK TIME」の最終回となる#11がABEMAで日韓同時放送、国内独占無料配信。すでにデビューしているK-POPボーイズグループが、ワールドワイドアイドルの座を巡って競争を繰り広げるサバイバル番組だ。コロナ禍で活躍の機会を奪われたり、人気が伸び悩み一度解散を経験したりと、さまざまな事情を抱えたアイドルたちが頂点を目指す。ファイナルラウンドでは6チームが1位の座を巡り、ステージを繰り広げた。
「僕は優しい息子ではなかった」亡き父への思い
ファイナルラウンドの最初にステージに上がるのは、全員がアルバイトをしながらアイドル活動を続けているにもかかわらず、「PEAK TIME」で素晴らしい実力を発揮して注目を浴びた、チーム11時ことVANNER。本番を前に、メンバーのテファンは母と再会し、カフェでゆったりした時間を過ごしていた。そこへメンバー4人が駆けつける。
テファンは「PEAK TIME」が始まる前に父を亡くしたという。「僕はお父さんとは、今振り返ってみると、友達のように気楽な関係ではありませんでした。でも突然父が亡くなって、いろんなことを考えさせられました。生きていた時にもっと親孝行すればよかったのにと……」と涙ぐみながら、父の存在を思うテファン。「一緒に撮った写真が1枚もないんです。それが本当に心残りで。僕は優しい息子ではなかったと思います。誰よりも僕の夢を応援してくれて、自慢してくれました。デビューを見ることも叶わなかったので、とても残念です」と悲しみをたたえながら語った。
ファイナルラウンドのためVANNERが用意した新曲は、審査員のライアン・ジョンが手がけたポップなナンバー「Prime Time」。かつて海外でプロデュースした曲を再解釈したもので、再起をはかるVANNERの姿に重ねたという。振り付けも審査員のシム・ジェウォンが手がけており、ジェウォンは「君たちは生歌が本当に強みだから、もっと自信を持って」と激励した。
本番でVANNERの5人は、番組の最初に行われた「サバイバルラウンド」のステージを彷彿とさせる白と青の衣装をまとって登場。ダンスビートに乗せてキレの良いダンスを繰り広げながら、高い歌唱力を惜しみなく発揮していく。終盤の転調後はテファンとゴンが得意の高音を響かせ、ファイナルにふさわしいステージを見せた。
「マイケル・ジャクソンが再臨したかと」完璧なステージ
ライアン・ジョンは感極まった様子で涙を流し、「すみません…。本当にお疲れ様でした。テファンのお父様が今、空の上から見てくれていると思います。リブートしたいという気持ちがあったので、あえてこの曲を持ってきたんです。また、ジェウォンさんが素敵な振付を完璧に作ってくださったので本当に感謝しています。VANNERのみんな、本当にかっこよかった。最高だよ、最高!」と称えた。
ギュヒョン(SUPER JUNIOR)は「本当にVANNERは第1ラウンドから一度も私、そして審査員をガッカリさせたことがない。『PEAK TIME』には本当に多くのチームがいましたけど、生歌とパフォーマンス、チームワークのすべてが完璧なチームがVANNERだと思います。本当に素晴らしいステージでした。ゴンさんはマイケル・ジャクソンが再臨したかと思いました。それぐらい素敵なパフォーマンスでした」と絶賛。ムンビョル(MAMAMOO)も「表情、演技、ジェスチャーが素晴らしくて、ステージを見ながら恋に落ちてしまう感じ。これより上があるだろうかと思うくらい素晴らしいステージでした。本当に皆さん愛しています」と愛を込めた言葉を贈った。
最後のグローバル投票の結果、VANNERは見事1位に。投票数293,219票を記録し、賞金3億ウォン、アルバムの発売権、グローバルショーケースの開催権が特典として与えられた。
ヘソンは泣きながら「僕たちVANNERに投票してくださった皆さん、そしてファンの皆さん、本当にありがとうございます。僕たちを愛してくださった代表をはじめ、メンバーの両親にも感謝します。僕たちだけでなく、他のアイドルもみんな頑張ってます。たくさんの愛を送ってくださってありがとうございました」とコメント。アシアンは「ついに親孝行ができた気がして光栄です。『PEAK TIME』でかっこよくて個性あふれる仲間たちに出会えたのも、大きなプレゼントです。この場を借りて感謝申し上げます。これからも光を失わずに頑張っていきたいです」と感謝を伝えた。