最終回を迎えたサバイバル番組「PEAK TIME」で、番組序盤に美声を響かせて「ヨボセヨ」のフレーズで親しまれたMASCが、素晴らしいステージで準優勝に輝いた。
【映像】9人で歌う曲を2人で歌いこなしたステージ(2時間頃~)
4月19日(水)20時40分より「PEAK TIME」の最終回となる#11がABEMAで日韓同時放送、国内独占無料配信。すでにデビューしているK-POPボーイズグループが、ワールドワイドアイドルの座を巡って競争を繰り広げるサバイバル番組だ。コロナ禍で活躍の機会を奪われたり、人気が伸び悩み一度解散を経験したりと、さまざまな事情を抱えたアイドルたちが頂点を目指す。ファイナルラウンドでは6チームが1位の座を巡り、ステージを繰り広げた。
「本当に人生は読めないもの」
ファイナルラウンドを前に、野球チームのホーム試合で9000人を前に国歌斉唱することになった、チーム7時ことMASCのヒジェ。「緊張する」と話していた彼だが、本番では野球場に見事な美声を響かせ、終了後は応援に来ていたイレ、そしてかつてのメンバーと4人で語り合う。イレは「音楽をやめようと思ってたけど、兵役を終えたから、今年は頑張る年にしようと思った」と「PEAK TIME」出演時の思いを振り返り、ヒジェは「本当に人生は読めないものだと思います。こんなふうにチャンスがまた巡ってくるのだと」と感慨深げに語った。
MASCがファイナルラウンドで披露する新曲は、ヒップホッププロデューサー、GroovyRoomが手がけた「WAVE」。キーが高く、ラップパートまであるこの曲をこなせるか、2人は不安でいっぱいだったが、ヒジェは「これが長い旅の締めくくりだと思い、イレと向かい合ってステージの上で楽しもうと思いました」と本番前に思いの丈を語っていた。
本番で2人は、青いライティングが印象的なステージで「WAVE」を軽やかにパフォーマンス。ヒジェはマイクを逆さに持ってみたり指ハートをしたりと遊び心を発揮し、イレは巧みなラップと高音を披露。最後には肩を組んでピースサインを決め、抜群のチームワークを発揮した。
9人で歌う曲を2人で歌いこなし絶賛
審査員のギュヒョンは「最初のラウンドでは、『ヨボセヨ』という一節に私たちもどっぷりハマりましたが、それを超えるパフォーマンスを見せてくれました。2人ともダンスが本当に上達しましたね。ダンサーの皆さんと息を合わせていましたが、7人でどれだけ練習をしたのか。とても揃っていました」とコメント。ライアン・ジョンは「みなさん見逃していると思いますが、この曲は本当に難しい曲です。少なくとも9人で歌う曲を、2人で本当に自然と歌いこなせていました。本当に敬意を表したいです」と2人の高い実力について説明。ティファニー(少女時代)は「今日は余裕が溢れてますね。満面の笑みが印象的です。2人のハーモニーが印象的でした。これからも2人でMASCの友情が永遠に続くことを願っています」と激励した。
グローバル投票の結果、MASCは準優勝。投票数は257,826票を獲得した。ヒジェは「実力者のVANNEERと優勝候補として競えただけでも奇跡のようです。『PEAK TIME』に出演してからは、一瞬たりとも奇跡じゃない瞬間はなかったと思っています。不確実な時にもいつも僕たちを信じてくださり、奇跡を作り出してくれた多くのみなさんに感謝しています。僕とイレはこれからが始まりだと思います。僕たち2人の新しい姿をこれからも応援してください」と伝えた。
イレは「僕たちは歌手として活動しながら、誇らしく話せるようなステージや記録がないと思っていました。でも、このように僕たちの曲、ステージができる機会を与えてくださった制作スタッフの皆さん、審査員の皆さん、感謝しています。家族のみんな、大変だったと思うけど、これまで見守ってくれて本当にありがとうございました。これからも親孝行しっかりしますね。それから最後にファンの皆さん。みなさんのおかげで最後までこんなふうに残ることができました。これからも音楽をやり続けていきます」と宣言した。