4月20日(木)20時50分より、グローバルボーイズグループを誕生させるオーディションプロジェクト「BOYS PLANET」の最終話となる第12話がABEMAにて国内独占放送された。
【映像】デビューが決まった瞬間、泣き崩れる様子(3時間30分頃~)
「BOYS PLANET」は、「I-LAND」「PRODUCE」シリーズなどで知られる韓国のエンタメ企業CJ ENMによるオーディションプロジェクト。84の国と地域より練習生が参戦し、韓国からのKグループ、それ以外の国と地域のGグループの2つに分かれ、デビューを目指しさまざまなミッションに挑んできた。
Kep1erもゲストで登場、6000人が見守るステージ
ついにデビューメンバーが決定するファイナルラウンドは、ファイナリスト18名による「Here I Am」のステージでスタート。番組スタート時と同じくKグループのソン・ハンビン、Gグループのジャン・ハオがセンターを務めて華やかに舞い、会場の蚕室室内体育館に集った約6000人のスタークリエイターからは大きな歓声が上がった。そしてデビューメンバーを決定する最後のグローバル投票がスタート。生放送中の票は、それまでに行われた1次投票の2倍として計算される。
MCを務めるのは、スターマスターのファン・ミンヒョン。この日の10時までに1週間行われた1回目の投票では、約184カ国から817万7501票が集まった。1位となった練習生には、デビュー曲のキリングパートが与えられ、デビューアルバムにソロ曲が収録される。
会場には脱落した練習生たち、そしてゲストとして、前身番組「Girls Planet 999:少女祭典」から誕生したKep1erの姿も。Kep1erリーダーのチェ・ユジンは「1年6カ月が経ちましたが、このステージに立った瞬間のことは決して忘れられません。今一番緊張しているはずの18人の練習生たちを応援したいです。ファイティン!」とエールを送った。
マスターたちへ感謝のケーキ贈る、成長賞はパク・ハンビンに
「ファイナルTOP9バトル」では18人が9人ずつ2チームに分かれ、新曲「Hot Summer」「Jelly Pop」のステージを披露。準備期間中、練習生たちが自作の花の被り物を被り、ケーキを作って、マスターへの感謝の気持ちを伝えるセレモニーが行われた。マスターたちは温かいもてなしを喜び、イ・ソクフンは「これまでオーディション番組をやっていて、これほどまでに実力が優れている子が多く、惜しいなと思われたのは今回が初めてな気がする」と述懐する。そしてパフォーマンスの中間チェックへ。「Hot Summer」チームには上位メンバーが集まっており、マスターたちも絶賛。「Jelly Pop」はボーカルの実力者が多く集まり、こちらも素晴らしい仕上がりだ。「なんでこんなに上手いの?」「全く心配いらない」と、マスターたちは太鼓判を押した。
一番成長した練習生にマスターから与えられる成長賞は、パク・ハンビンに贈られ、ハンビンは感慨深い表情でそれを受け取っていた。そして1人ひとりに配られた「成績表」と題した紙には、マスターからそれぞれへの激励の手紙が綴られていた。
グループ名は「ZB1」新曲2曲の熱いステージ
ここで舞台は生放送のステージへ戻り、デビューグループの名前が発表される。グループ名は「ZERO BASE ONE」を意味する「ZB1」に決定。「9人の練習生がデビュー後、1つの完成した旅に出る旅路」という意味が込められており、活動期間は2年6カ月間となる。Kep1erのチェヒョンは「グループ名のように1つになって、もっとかっこよく活躍して、輝く姿が楽しみです」、LIP Jマスターは「最初に見た時に一度口に出したいと思いました。ZERO BASE ONE!ニュアンスがいいですよね。0と1でわかりやすい名前なので、ヒットする気がします」と朗らかに感想を語った。
各チームは新曲のPR映像を自分たちで撮影することになり、制作費として10万ウォンが渡される。「Jelly Pop」チームはまず衣装を買い出しに行き、ナ・カムデンがジェリー国の姫を務めるコミカルな映像を撮影。キリングパートはスタークリエイターの投票の結果、ジャン・ハオが務めることに。そして迎えた本番のステージ。イ・フェテク、ユ・スンオン、ジャン・ハオ、パク・ゴヌク、クム・ジュンヒョン、パク・ハンビン、ジェイ、ナ・カムデン、ソク・マシューの9人ははつらつとステージを駆け回り、表情を豊かに変化させて弾けるポップな楽曲の世界観を存分に表現。最後にはスクリーンに大きな花火が打ち上がった。
続いてソン・ハンビン、キム・テレ、キム・ジウン、ハン・ユジン、リッキー、イ・ジョンヒョン、キム・ギュビン、佳汰、ユン・ジョンウからなる「Hot Summer」チームの練習の様子が紹介される。新曲PR映像ではジョンヒョンが赤毛のウィッグを被ってヒロインを務め、男子たちの心を奪う様子が撮影された。そしてキリングパートは、練習生の間ではキム・ジウンが曲に合っているという意見が多かったが、スタークリエイターの投票の結果、ソン・ハンビンが務めることに。本番のステ―ジで9人は、ムーディーで気だるいムードを漂わせながら、ダンサブルな楽曲をしっかりと見せつけて魅了した。振付を担当したマスターのペク・クヨンは「僕が意図した感じを120%見せてくれました。緊張感なく曲に溶け込んで、アーティスティックなステージでした」と笑顔で賞賛した。
ここでついに、グローバル投票の締め切り時間に。そして練習生たちが、スタークリエイターに感謝の気持ちを伝えるためにオンラインで行った、パジャマパーティーの模様が映し出される。MCはパク・ハンビンとクム・ジュンヒョンが務め、それぞれの宿舎での寝相やいびきのエピソードを暴露したり、ダンスを披露したり、楽しい時間を過ごした。収録を終えた18人へ、各国のスタークリエイターからの応援のビデオメッセージが贈られる。世界中のファンからの温かい言葉に、練習生たちは涙を流した。
そして、18人全員での最後のステージとなるバラード曲「Not Alone」がスタークリエイターへ贈られる。メンバー同士で目を見合わせながら、温かいバラードを心を込めて歌い上げ、それぞれに感極まったような表情を浮かべていた。
脱落したメンバーがメッセージ「全員に本当に会いたかった」
脱落したチャ・ウンギは、誰に一番会いたかったかを問われると「全員に本当に会いたかったですが、あえて選ぶならテレとジョンヒョン、ハンビン。WAKEONEの練習生たちに会いたかったです」と愛にあふれたコメント。続けて誰に投票したかを問われた晴翔は、「1人を選ぶのは難しかったので、家族の携帯を借りてみんなに投票しました」と微笑み、「どんな結果が待ち受けていても、それが終わりではないということを僕は知ったので、皆さんどうか夢を諦めないでほしいです。僕も脱落したけど今、すごく前向きに考えているんです」とエールを贈った。またKep1erのシャオティンは自身のファイナルを振り返って、「私は最後に名前が呼ばれました。正直9位でデビューできるとは思っていませんでした。なので最後の瞬間まで諦めずに。ファイティン!」とファイナリストたちへ伝えた。
順位発表の前に、宿舎で最後の夜を過ごす18人の様子が伝えられる。それぞれの第一印象を語っていき、性格が正反対のクム・ジュンヒョンとジャン・ハオのトークコーナーも設けられる流れになり、大いに盛り上がった。
8位 キム・ジウン「両親に産んでくれてありがとうございます」
ついにデビューメンバーとなるTOP9の発表の時間がやってくる。1回目と生放送中の2回目の票数を合算し、184カ国から939万8916票が寄せられた。最初に発表されるのは8位の練習生。133万8984票を獲得し、最初にデビューを決めたのは、キム・ジウン。ジウンは「僕がここまで上がってこれたのは、スタークリエイターの皆さんの大きな愛と関心のおかげです。今日は僕の両親が来てくれています。両親に、産んでくれてありがとうございますと伝えたいです」とスピーチし、仲間やスタッフへも感謝を伝えたあと、「…僕たちのグループの名前、なんでしたっけ?」とミンヒョンに尋ねて笑わせ、最後に「僕がZERO BASE ONE、1人目のキムジウンです!どうぞよろしくお願いします」と誇らしげに挨拶した。
7位 キム・ギュビン「オリーとブライアン、行ってくるね。ちょっとだけ待ってて」
7位は134万6105票を獲得したキム・ギュビン。名前を呼ばれた彼は全身の力が抜けたように座り込み、涙が込み上げて言葉を紡げない。「約6ヶ月近くベストを尽くしてきたと思っていましたが、結果をスタークリエイターの皆さんが与えてくださって本当にありがとうございます。大変なこともたくさんあったんですが、本当にありがとうございます」とスピーチし、大切な仲間へ向けて「オリーとブライアン、一緒に練習している間、本当に楽しかった。行ってくるね。ちょっとだけ待ってて。個人的に大きな力を与えてくださった、フェテク兄さん、ハンビン兄さん、ジウン兄さんがいなかったら、僕は完走できなかったと思います。それくらい力をもらいました」と伝えると、ハンビンも涙を流した。またギュビンは英語でも感謝を伝た。
6位 キム・テレ「心配ばかりかけていた息子のテレがデビューしますよ」
6位は134万9595票が投じられたキム・テレ。「本当に想像もできませんでした」と驚いた表情を浮かべながらも、「前回の生存者発表式で、スタークリエイターの皆さんに『僕といつも一緒に歩んでいきましょう』と言ったんですが、その約束を守ってくださったスタークリエイターの皆さん、心から感謝します。長い期間待って応援してくれた僕の家族。両親の誇らしい息子になれてよかった。心配ばかりかけていた息子のテレがデビューしますよ。ZERO BASE ONEでデビューして、もっと成長していくテレの姿をお見せしたいと思います。ありがとうございました」と堂々と挨拶した。
5位 パク・ゴヌク「言うことを聞かない僕でしたが、こんなふうに成功しました!」
5位は138万6039票を獲得したパク・ゴヌク。前回12位だったゴヌクは信じられないと言った表情で目を見開き、マイクを手にしても現実感がないのか、なかなか言葉が出ない。「今すごく泣きたいんですけど、緊張しすぎて、信じられなくて、涙が出てこないんです」と笑い、「前回12位になって、心を無にして最後のステージでスタークリエイターの皆さんに恥ずかしくないステージをひたすら残そうと心に誓ったんです。その思いでファイナルに臨みました。でもこんなふうに高い順位を与えてくださって本当にありがとうございます」と思いを述べ、同じ事務所所属のKep1erダヨンにも感謝を伝える。「言うことを聞かない僕でしたが、こんなふうに成功しました!」と明るくアピールしたあとは、ギュビンに「どうして受賞コメントで僕のことを言ってくれなかった?」と詰めよって笑わせ、そして「ジュンヒョン、僕やったよ!いつも君は全部受け止めて『やれる、やれる』と言ってくれた」とクム・ジュンヒョンへの熱い友情に満ちた言葉を伝えると、思いが込み上げてきたのか涙を流した。
4位 リッキー「中学校時代から夢に向かって、韓国に1人で来ました」
157万2089票を得て、前回の8位から大きくジャンプアップして4位に輝いたのはリッキー。「気分が最高です。スタークリエイターの皆さん、僕の強みに気づいて、足りないことは理解してくださって、ずっと応援してくれて本当にありがとうございます。僕は中学校時代から夢に向かって、韓国に1人で来ました。ずっと練習をして、今日を迎えて、本当に夢のようです。『BOYS PLANET』を通じて夢を叶えられた気がします」とスピーチし、英語でも挨拶をした。
3位 ソク・マシュー 大幅ランクアップに「夢を見ているよう」
3位は170万2174票でソク・マシュー。「正直夢を見ているようです。最近僕は自信をなくしていました。でも宿舎のお兄さんたちが、僕のことを支えてくれて、うまくいくよってずっと言ってくれました」と涙を流す。「2年間夢に向かって走り続けて、ついに僕の夢が叶えられて、本当に夢のようです」ととびきりの笑顔で喜んだ。会場に訪れた母と姉には「僕、もっと愛らしくて、かっこいい息子になるね」と宣言し、「この道が正しいのか、とても悩みました。スタークリエイターの皆さん、たくさんの手紙を送ってくれて、正しい道だと言ってくださって、ありがとうございました」と、支えてくれたファンへ感謝を伝えた。
1位に輝いたジャン・ハオ「ステージの上でもっと輝く存在に、愛してね!」
ついに1位候補の2人が画面に映し出される。その2人は、ソン・ハンビンとジャン・ハオ。常にお互いを支え合ってきた2人は肩を抱き、前へ進んだ。ハンビンは「いつも努力した結果、ありがたいことに1位の座をキープしてきましたが、いつも順位は変わる可能性があると思ったからか、今、驚いています。ありがたいことに1位の候補となったので、守り抜きたいと思います、ハオお兄さんと一緒に候補になってもっと幸せです」とコメントし、ジャン・ハオは「正直、今の気持ちを言葉では言い表せないです。ここまで来れるとは全く想像していませんでした。こんなふうに大勢のスタークリエイターの皆さんの愛をいただいて、僕も自信が持てました。ありがとうございました」とスピーチ。1位と2位の点差は10万9740票だったという。これまで不動の1位だったハンビンを破り、199万8154票を獲得しジャン・ハオが1位に輝いたことが明かされると、大歓声が起こった。
ジャン・ハオは「これは夢ですか?」と頭を垂れ、背筋を伸ばして「準備してきた言葉をお話ししたいと思います。3ヶ月間ずっと僕のことを応援してくださっているスタークリエイターの皆さんに心からの感謝をお伝えします。これまで僕たちがどれだけ努力して時間をかけて、ここまで来たのか、一生忘れないと思います。これからZERO BASE ONEのジャン・ハオとしてもっと輝いて皆さんに幸せを届けたいです。練習生ジャン・ハオとしての初心も忘れず、謙虚に努力していきます」と真摯にコメント。英語、中国語でも挨拶したほか、日本語でも「ステージの上でもっと輝く存在になります。愛してね!」と話し、グローバルファンへ愛を伝えた。
2位 ソン・ハンビン「遅く挑戦したアイドルという夢は、本当に孤独で不安な道でした」
188万8414票を獲得したソン・ハンビンは「長い旅路の中で僕を応援してくださったスタークリエイターの皆さんのおかげで、僕はこの場に立てたと思います。誰かを応援するその気持ちは簡単なことではない。1票1票が大切なだけに、この場が僕にとっては誇らしい結果になっています。遅く挑戦したアイドルという夢は、本当に孤独で不安な道でしたが、スタークリエイターの皆さんに出会えて、その寂しかった道が温かい道に変わりました。僕はここに全てを賭けてきました。初心を忘れずにこれからもZERO BASE ONEのハンビンとして一生懸命活躍したいと思います」と挨拶。そしてハンビンとジャン・ハオは熱い抱擁を交わし、手を取りながらTOP9の席へ向かった。
9位 ハン・ユジン 涙を流しながら「最高のアーティストになりたい」
最後のメンバーとなる9位の発表のみを控え、全員の目が釘付けに。9位で名前が呼ばれたのはハン・ユジン。これまで常に上位を維持してきただけに気が気ではなかったであろう彼は、119万6622票を得て最後の椅子の主人公となった。涙を流しながら「陰で応援して支えてくれたお父さん、お母さん、弟、僕は誇らしい息子になれましたか?本当に本当にありがとうございます。正直、すごく辛いときもあったんですけど、スタークリエイターの皆さんが本当にたくさんの応援を送ってくださって、こんな風にここにいられます。僕も知らなかった僕の魅力を見出してくださったスタークリエイターの皆さん、本当にありがとうございます。デビューが最後ではなく、スタークリエイターの皆さんに幸せと愛を届けられる最高のアーティストになりたいと思います」と未来を見据えて、デビュー組の待つ椅子へ歩みを進めた。
こうしてZERO BASE ONEのメンバー9人が決定。ミンヒョンは「ZERO BASE ONEのメンバーと、『BOYS PLANET』で自身の価値を証明したすべての練習生に引き続き応援をよろしくお願いいたします。僕もこの場に立ち会うことができて光栄でした」と挨拶をし、最後に9人が揃って礼をして「BOYS PLANET」は幕を下ろした。終幕後、デビュー組の9人は惜しくも脱落した練習生のもとへ駆け寄り、お互いの健闘を讃えあった。