“THE ROAD TO ARENA Japan Tour”と銘打たれたAwichのツアー、札幌、名古屋、福岡、大阪と全国のZEPP を周り、 5月12日に東京のZepp DiverCity Tokyoでファイナルを迎えた。
![Awichが全国5ヵ所を廻る 『THE ROAD TO ARENA JAPAN Tour』を完走! ファイナルとなった東京公演のレポートを公開!](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/c/3/724w/img_c3fcb6d45fcbb569a2d99d0f15da4005405892.png)
Awichが登場する前から会場は拍手と歓声に包まれ、ツアーならではのアレンジを加えた「Queendom」が流れると、照明が暗いままAwich本人が現れステージの中央でパフォーマンスをスタート。曲の最後は「荊棘を抜け 立つアリーナ」とリリックを変え、今回のテーマでもある”アリーナへの道“を改めてステイトメントとして発表した。
そのあと、「NWO」に続く「NEBUTA」とともに、早速kZmがゲストとして登場し、「どれにしようかな」「口に出して」と人気曲を連発。「次世代に残したいパンチライン、全人類を代表して私 Awichが口に出させて頂きます」の発言とともに、会場全体で「腹ばっか立てずに、立てろよChimpo」とシャウトする様子はまさに爽快!Awichはもちろん、客席から放たれるパワーの強さを感じた瞬間でもあった。
「FOLLOW ME」を歌った後に「自分たちが持つ沖縄への愛情を作品にして世に出そうと思った」と切り出し、「みんなのルーツにもかっこいいものがある、自分たちのルーツを掘り起こすことに挑戦してほしい」と呼びかけ、U-LEEがアレンジを手がけたモンゴル800「琉球愛歌」のREMIXを披露した。
そして、柊人、Yo-Sea、MuKuRo、Rittoらがステージに現れ、Awichが主宰したEP『098RADIO vol.1 Hosted by Awich』の楽曲を次々とパフォーム。中でも、OZworld、CHICO CARLITOが現れた「RASEN in OKINAWA」は圧巻で、ステージの上から熱く燃える沖縄の風を吹かせたような熱気が会場を包んだ。
その後、「LONGINESS REMIX」のイントロとともにSugLawd Familiarの面々と、これまでに登場した沖縄出身のアーティストらが再度登場。Awich自身も「こんなに集まったの初めて!めっちゃ感動してるよ、今」と興奮を伝え、自分のルーツを表現する感動の場面となった。
多くのゲストを迎えたあとに「BAD BAD」を経て、ここ最近のAwichのステージでは定番になりつつある「Open It Up」チャレンジの時間へ。オーディエンスがステージに上がり、難解なフロウで知られる「Open It Up」をスピットするというチャレンジだが、今回選ばれたのは、なんと若干14歳の少年!
緊張をものともせず見事にチャレンジを完遂し、Awichはもちろん、客席からの大きな喝采を得、さらに会場の一体感が高まった。
「First Light」、そして愛娘のToyomiも参加した「TSUBASA」を歌い、会場は一気にエモーショナルな雰囲気に。そんな中、Awichが「今日、みんなに伝えたいことは3つ。ルーツを大事にすること、愛が答えだっていうこと、人生は一度きりだってこと」と語り、愛する夫を亡くしたこと、一度は音楽を諦めつつも、再度夢に向かって歩き出したことを観客に伝えていく。「当たり前じゃない命、しっかり生きてください」と再度メッセージを投げかけると、「3年後にグラミー獲ります、私の可能性は無限です!」と奮い立たせるようなMCを経て、「WHORU?」、「洗脳」と勢いよく続け、JP THE WAVYとYZERRが揃った「GILA GILA」に突入。
さらにそのあとはBAD HOPからVingo、Benjazzyが参加し「Friends REMIX」に続く(ライブ限定のAwichのオリジナル・ヴァースも!)。
クライマックスをさらに盛り上げるかのように、「Remember」ではKEIJUが登場。さらに「Link Up」と続き、ツアーファイナルの瞬間へと会場を刺激的なムードに包んでいく。最後は、DJ DISKによる「Love Me Up」のREMIXで締め、ハウス・ビートに乗りながらステージの端から端まで手を振る姿が印象的だった。
「これにて完!I love you!」とシャウトし、最初から最後までAwichらしいパワーに溢れたステージに幕を引いた。