HIP-HOP界のカリスマAK-69が第73代横綱の照ノ富士関と初共演を果たした。
ABEMAエンタメは、AK-69に独自インタビューを実施。新曲に込めたメッセージ、そして、現役横綱との知られざる交流秘話を明かした。
AK-69にとって、およそ1年ぶりとなる新曲『Ride Wit Us』は、『ABEMA大相撲』のために書き下ろされた楽曲。MVでは、照ノ富士関と共演し話題になっている。
「感慨深かったですね。やっぱりラッパーのミュージックビデオに横綱が出てくるって、海外のラッパーからしても真似できることじゃないので。本物ですからね。本物で、しかも頂点の横綱なんて、本当に日本のラッパーにしか、そしてこの日本のラッパーの中でも俺にしかできないことだなと思いますね。すごく感慨深かったですよね」
公私ともに親交の深い2人。照ノ富士関の著書『奈落の底から見上げた明日』は、本人の希望によりAK-69がタイトルを付けたという。
「相当家族のように仲良くさせてもらっていますね。波長が合うというか、出会ってから横綱に昇進するところを見せてもらったので、すごく感動もしたし刺激をもらっているし、癒しとか笑いももらっていますし、本当に仲良くさせてもらっていますね。今ではもう本当に弟みたいな感じですけどね。でっかいですけれど(笑)」
AK-69を“アニキ”と呼び慕っているという照ノ富士関。このリスペクトのウラには、AK-69の曲が照ノ富士関を奈落の底から救ったからだという。
「彼が大関から陥落して序二段まで落ちて、その最中も辞めずにAK-69の曲を聴いて、ずっと歯を食いしばってトレーニングに行って、しかもそのトレーニング行きたくない時も奥さんに『AK-69の曲聴きな』と言われて、それでスイッチ入れてから嫌なトレーニングに行っていたという…それは後々聞いたんですけれど、そういう中でまた大関まで返り咲いて、すごくその時はうれしかったですね」
兄弟のような関係性により、今回、世代とジャンルを超えた夢の共演が実現。また、歌詞の中にも照ノ富士関の愛称“ガナ”や、モンゴル出身に由来した“チンギスハーン”など、照ノ富士関を彷彿とさせるワードが多く組み込まれている。
「俺いつも曲書く時にその人のことを思ったりとか、相撲を思って書くってことは今までもないんですよね。俄然自分の曲なんですけれど、自分のストーリーとか自分のアティチュードを歌う中で、照ノ富士にゆかりのある言葉だったりとか、ワードはチョイスしていますね。例えば『奈落の底から見上げた明日』という彼の著書でもタイトルになっているんですけれど、はじめ『七転び八起き』というタイトルだったんですね。そういうのもかかっていて、『七転び八起き』っていう言葉も入っていたり、『奈落の底から見上げた明日』って入っていたり、ふんだんに彼を思って引用したワードというのはありますね。彼もHIPHOPっていう音楽自体好きなので、プリントアウトしたリリックを見ながらすごくテンション上がってくれていましたね。聴いた後もすごくテンションが上がって、もう何百回も聴いているって言っていましたね」
AK-69が、この曲を聞いた全ての人に届けたい想いを明かした。
「サビでね『勝つまでやるから負けはない』と言っているんですけれど、大体の人間も負けるんですよ。何回も何回も負けを勝ちにすることが誰でもできるっていう。諦めなければ、俺達もそのアティチュードでずっとやっているし、どのフェーズにいる人でもやっぱり勝つまでやってほしいなっていう。そういうことが裏テーマになっている曲でもありますね」
(『ABEMA NEWS』より)
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