お笑いコンビのバイきんぐがチベットで行われている「五体投地礼」の映像を見て、衝撃を受ける場面があった。
『ナスD大冒険TV』では、「天空のヒマラヤ部族 超完全版 春〜夏そして、2回目の冬絶景 編」と題した企画がスタート。合計で150日間におよぶ長期取材の模様をお届けする。ナスDら取材班は、世界で最も深いカリガンダキ渓谷を目指すことに。
そんな中、中国領のチベットへ続く古い街道には、巡礼と思われる旅人の姿が随所に。五体投地礼を繰り返しながら、聖都・ラサを目指しているという。五体投地礼とは、頭上に伸ばした両手を胸元までおろし、地にひざまずいて、体を投げ出すように祈ること。チベット仏教において、祈りの最高儀式だ。信心深いチベットの人々は、お金や食べ物を巡礼者に恵み、自らの思いを託すのだという。
ある巡礼者に取材すると「出発してから2ヶ月と2日が経ったよ」と明かす。それから「どこまで行くかって? ラサの大聖堂まで行くよ。あと、2年3ヶ月はかかるだろうな」と話した。ちなみにこの巡礼者と出会った場所からラサまであと2500km。彼らは1日4km進む。
衝撃の映像に、スタジオのバイきんぐ小峠英二は「いやぁ…ちょっと考えられない……」と素直な気持ちを明かした。西村瑞樹が「あれで1日4km進むって…サボりようがなくない?」と話すと、テレビ朝日・山本雪乃アナウンサーは「ちょっと飛んでましたよね?」とリアクション。そんな中、小峠は「あれは強制ではなく、自ら進んでやってるわけだろ? ちょっとズルして少しだけ進もうなんて思わないよ」とピシャリ。
山本アナが「(あの人たちに)セコい考えはない?」と聞くと、小峠は「ないない! 2人(西村と山本アナ)はそうやって生きてきたから」と言い切って、スタジオの笑いを誘っていた。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)