瓜田純士が、自身が更生するきっかけとなった映画が『ドラえもん』だと明かし「魂が震えるほど泣いた」という感想を述べ、のび太と自身を重ね合わせていることを告白するヒトコマがあった。
【映像】極道入りした当時の瓜田純士(12分頃~)
『BAZOOKA!!!』は、「アブナイ場所」「ヤバい人」「都市伝説」に敢えて首を突っ込んでいくジャーナリズムバラエティ。MCを務めるのは小籔千豊、水原希子。レギュラーメンバーとして野性爆弾・くっきー!、中嶋イッキュウ、平本蓮、シソンヌの長谷川忍が出演する。
『BreakingDown』では、アウトローのカリスマとして人気の元暴力団員で劇作家の瓜田純士。この日は、瓜田のルーツをたどる企画『瓜田純士という男』が放送された。
瓜田のルーツを探るため、瓜田と共に新宿を歩きながら思い出をたどって行った『BAZOOKA!!!』スタッフたち。番組中盤では、彼が更生するきっかけになった出来事の話題に。「決定的に俺を変えた要因として思い浮かぶのが、(妻の)麗子に観させられた映画です。一本、二本じゃないですよ。何本もの大量の映画を麗子に観させられて。小さい子供にやる手法だと思うんですが、映画や本を見せることで感受性を豊かにしたりするっていう教育論を麗子は俺にやってきたんです」という瓜田。
中でも最も影響を受けたのは『ドラえもん」と明かした瓜田。「本当に素晴らしいと思いました。STAND BY ME」とのことで、2014年に公開された映画『STAND BY ME ドラえもん』に感銘を受けたそうだ。「魂が震えるほど泣いたのが、ドラえもんだったんですよ」という瓜田に、スタッフが「どの辺に感動したんですか」と質問。瓜田は「あれは、藤子・F・不二雄先生が世の中にたくさんいるのび太に向けて描いた物語なんですよ」と指摘。そして、のび太について瓜田は「あれは、ぐずってへたれで、どうしようもない」と分析したうえで「自分にすごいオーバーラップするんです。自分はへたれでね、アホみたいに調子こいてすぐやられてって、いっぱいそういう目にあってるので。恥ずかしい、言えないような話がいっぱいあるんです。俺はのび太なんです」と、自身とのび太が似ていると感じたようだ。
とくに映画版ののび太の行動が心に染みているようで「劇場版だけのび太が勇気を出すんですよ。普段はへたれでどうしようもなく、なにかあるとすぐにドラえもん~って泣きつくのび太が、劇場版だとみんなのために勇気を出すんですよ。しかもタイマンで勝つんですよ、ジャイアンに。あののび太がですよ。俺だと思いましたよ。あれは俺のバイブルですよ」と熱く語った。スタッフが「まだ観てないんですよ」と述べると、瓜田は「すぐに観てもらってもいいっすか」と真剣なまなざしで言い渡した。