北野武監督の6年ぶりの新作『首』が、「第76回カンヌ国際映画祭」で公式上映された。
映画『首』は、「本能寺の変」を北野監督が独自の視点で描いた作品で「カンヌ・プレミア」部門に出品されている。
公式上映には、北野武監督をはじめ、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、浅野忠信、大森南朋が出席。上映後には約5分間にも及ぶスタンディングオベーションが送られた。
上映後、北野監督や俳優陣が取材に応じ、次のようにコメントした。
「編集などでずっと見ていたので寝ちゃうかなと思ったけど、久々に大画面で見たからまぁまぁかなって感じかね。今回の映画は、役者さんたちも本当によくぞやっていただきましたということで。本当にお礼しかない。ありがとうございました」(北野監督)
「僕も何度か映画祭で上映に立ち会っていますけど、今までの中で一番素晴らしい上映だったなと感動しています。観客の皆さんが集中して、面白いシーンは全部笑って、最後まで見ていたので。本当に胸がいっぱいです。感動しました。」(西島)
「(見るのが)2度目だったんですけど、また新たな発見というか、楽しめるポイントもいっぱいあって、途中から僕も、お客さんと同じように笑っている自分がいるときに、家族で映画を見ているような幸せな気持ちになれたので、それがとても良かったです」(浅野)
映画『首』は、日本では11月23日に公開予定となっている。(『ABEMA Morning』より)