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 ABEMAの恋愛番組『花束とオオカミちゃんには騙されない』(以下『花束オオカミ』)の最終回で、ついにマテウス(22歳/モデル・アーティスト)の一途な想いが実を結んだ。いざ迎えた最終告白の場面で、美月(22歳/モデル)に素直な気持ちを伝え、見事ペア成立となった。

【映像】美月&マテウス、成立で熱烈ハグ(第12話)

 序盤から美月に惹かれたマテウスはアプローチを重ねていた。しかし、美月は、おみ(夏生大湖/22歳/俳優)に心惹かれていたため、一時、先行きは不透明だった。

 しかし最終的に美月が渡した風船をマテウスは受け取った。成立の瞬間、美月は「私はオオカミちゃんじゃありません」と言ってから、「マテちゃんを知っていくにつれ、マテちゃんといっぱい思い出を作りたいと思うようになってた」とはにかんだ。そんな幸せな結末を迎えた2人に、改めて番組での出来事を振り返ってもらった。

美月「『この人は私と合うぞ』っていうのを感じてました」

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――マテウスさんは一途な気持ちを貫き通して、見事美月さんと告白成立となりましたが、今の率直なお気持ちは?

マテウス: もちろんうれしいっす! 努力が実ったっすね。信じていれば奇跡って起きるもんなんだなと思って。うれしいですわ。

美月: やっぱりしつこい人が最後を持っていくっていう(笑)。

マテウス: あっ、やっぱり持っていくのね? じゃあ、これからもしつこくするわ(笑)。

――美月さんは序盤こそおみさんに心惹かれていましたが、マテウスさんに対しての気持ちが大きくなった要因は?

美月: 私は基本、人見知りなので、仲良くなるまでに時間がかかるタイプなんです。だけど、マテちゃんは積極的にアプローチしてくれたし、相談もしやすかった。なにより、一緒にいて楽でした。

――ほかのメンバーとは異なる何かを感じたということ?

マテウス: ま…髪の毛を見てもらえれば(笑)。

美月: 明らかに異色だね(笑)。

――そんな風な、2人の空気感は自然と作れていたのでしょうか。

マテウス: いや、けど、こんな風な空気感になれたのは最近ちゃう?

美月: 最近だね。アトリエで作業している時は、割と個人個人が集中している感じだったので。

「全てを受け入れてくれる」「そういう性格も愛せます」美月&マテウス、真っ直ぐに想いを伝え続けた2人の最高のハッピーエンド『花束オオカミ』カップルインタビュー
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――そんな中でも、マテウスさんはアトリエで感情を表に出ていた印象でした。

マテウス: そんな現場でも、いつでも素直にいるべきだとは思いましたね。思ったというか、元々そういう性格だし、そんなことで恋愛に失敗するくらいならば、元々成功しない恋だなと思うし。

――そんなマテウスさんの素直さは、美月さんにどう映ってましたか?

美月: 親近感は抱きました。というのも、普段、自分の周りにいる人も素直な性格で、欲に従順なんです。なので、同じ空気を感じました。「この人は私と合うぞ」っていうのを、素直さの中に感じてましたね。

――そんな美月さんも素直な性格なのでしょうか?

美月: 人見知りはしますけど(笑)、私自身も、素直なタイプです。仲良くなった人には、素直な思いを伝えられます。そういう関係性を築くまでは「別に正直な気持ちを言う必要もないかな」と思ったりするので、壁を感じさせてしまうことはよくあります。

マテウス: 俺、その壁に何回か当たって砕けたんで。でも砕けたことで、壁を超えられたのかなって思います(笑)。

マテウス「美月は優しいんすよ。めちゃくちゃ突っ込んでくれる」

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――放送もご覧になっていたと思いますが、恋愛している自分の姿を、どう感じましたか?

マテウス: 俺、キモいんだなと思いました(笑)。気持ちが全部表情に出ちゃってるんすね。美月と話をする時、いちいち自分の顔を確認していないから。でも心の中では「キショい顔してないかな」って気にしてたんですよ。

美月: ふふふ(笑)。案の定してたね。

マテウス: してたね〜(笑)。だいぶキショかった。10話でおみの太陽LINEデートに参加した時、「やっぱマテちゃんだったわ」って言ってもらったけど、にやけ具合を見て「うわっこいつキショ!」って自分で思いました。リアタイで見ていて「キショこいつ」ってコメント欄に書き込みましたから。

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――美月さんはどうでしたか?

美月: 私、普段から自分のことを客観視する癖があるので、そんなに感情は動かなかったですけど、ただ恋愛している時の顔が、画面を通してたくさんの方に見られていたのは、ちょっと恥ずかしかった。現場ではそれをどこかで意識しているのか、100%の素は出せていないと思います。特に最初の方は緊張していたし。

マテウス: 俺なんて最初の頃、まじかっこつけてたからね! 1話目の収録は本当に疲れた。この話は幾度となくしてるんすけど。

美月: わかる。

――楽になってきたのはいつ頃ですか?

マテウス: 僕は1話の後半ですね。

美月: 早すぎ〜(笑)。でもマテちゃん、適応能力が高いなって思いました。というか、コミュニケーション能力がすごい。自分にはできないというか、それを無意識でできるところが……。

マテウス: 「かっこいい」って言え!

美月: かっこいい……とは思わないけど(笑)、そこは尊敬できるところですね。

マテウス: 要するに「かっこいい」ってことっすね。もう自分で言うことにするわ。

美月: そういうことにしよう(笑)。

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――マテウスさんに対し、美月さんはツッコミ役?

マテウス: 美月は優しいんすよ。めちゃくちゃ突っ込んでくれる。それも魅力のひとつ…!

――野放しにはしないんですね(笑)。

美月: しんどい時はします(笑)。

マテウス: でもそういう時は僕も察して静かにするっすよ。地味に顔色は伺ってます。

美月: 私は何か作業してたりすると、割と会話ができないタイプなんです。でもマテちゃんはそういう時に話しかけてくるから、「えっ?」って言って会話を終わらせてます(笑)。

マテウス: 一方的に話しかけて、2回は無視されたんですけど、3回目から適応能力の高さを発揮してます。それ以降は俺も話しかけない。そういう空気は察するんです。

美月: でも私、視野が広いから「今、私のこと見てんな」ってアトリエで思ってたよ(笑)。視線を感じたというか。というか、作業しながら、話している内容も全部聞いていたから(笑)。

マテウス: 話聞いてるじゃん(笑)! じゃあ、無視せんでもいいじゃん!

美月: 作業しながらの対話は苦手なんよ(笑)。

マテウス: あっ、そう。じゃあ全然、良いよ。そういう性格も愛せます。

美月: こんな風に全てを受け入れてくれる感じです(笑)。

「“美月と繋がった”って思った」「急に親近感が沸いた」そのシーンとは?

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――逆に美月さんがマテウスさんをカバーするような部分は?

美月: マテちゃんは空気が読めないので、そういう部分ですかね(笑)。

マテウス: 自分でもそれを言おうと思ってた(笑)。空気は読めないっすね。

美月: それと物事を伝えるのが下手ってこと。そこくらいじゃないですか?

マテウス: 俺は言葉で伝えるのが苦手だから、常に行動で示すようにしているんです。

――メンバー同士の会話を盛り上げるムードメーカーを担っていましたよね。

マテウス: うん。いまだにみんなから「マテちゃんがいて良かった」って言われますよ。

――出演者として印象に残っているシーンはありますか?

マテウス: 一番最初に泣いた時ですね。あの日はすごい疲れた。自分にとって6話はすごく宝物です(「オオカミちゃん投票」の途中結果で美月が上位3名に入り、マテウスは脱落する可能性が高いことを知って涙を流した)。あんなに自分の素を出したことはないかも。「マテウスってどんなやつ?」って聞かれたら、迷わず「6話見て」って答えますもん。それくらい、自分の全部が詰まってた。

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美月: 私はそれでいうと10話で行った「大慶園(千葉県市川市にあるアミューズメントパーク)」の思い出が大きいかな。

マテウス: 俺もそれはそう! 大慶園の時に“美月と繋がった”って思った。

美月: 私も思ったんだよね。なんでだろうね? マテちゃん「大慶園、行ったことある」って言ってたよね?

マテウス: うん。

美月: だよね。私も前に行ったことがあって…今まで私とマテちゃんは『花束オオカミ』という共通点しかなかったけれど、大慶園という共通点を見つけることができて、急に親近感が沸いたのかも。「やっぱり同類だ」みたいな(笑)。

マテウス: どうなんだろう。でもあの時に「やっぱりこいつ」って思えたのは確か。不思議なもんだね。

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――この3か月間、様々な経験や作業を通じて、何か自分の中で変化したことがあれば教えてください。

美月: それで言うと、2人揃って同じことを思っていて。

マテウス: うん! なーたん(齊藤なぎさ/19歳/女優・声優)のことね。

美月: 今まで、私はアイドルという業種の人と関わったことがなくて、正直そこまで興味を持つことがなかったんです。けれど『花束オオカミ』に出て、なーたんと関わって、アイドルに対し尊敬の気持ちが生まれたというか。「フラワーフェスティバル」で、なーたんがファンの方々と触れ合っているところを見たんですけど、最初から最後まで、同じ熱量で集まった全員に感謝を伝えていて、それを見て、私たちは感動したんです。

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マテウス: これはイベント以降、まじでずっと言ってること。

美月: なーたんと関わって、視野が広がっていく感覚をもらえたよね。

マテウス: 本当にそうだね。刺激もらったわ〜。何なら、今はなーたんの活動を細かくチェックしてるし(笑)。でもね、自分も負けてられないっすよ。悔しさもすげーもらったんで、これから全員を越していけるように頑張っていきます。

美月: まじで負けず嫌いだね(笑)。

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 『花束とオオカミちゃんには騙されない』はABEMAにて全話配信中。

テキスト・取材:中山洋平、撮影:藤木裕之
 

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