将棋の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」に出場するチーム天彦が、C恒例のチーム動画収録に参加。佐藤天彦九段(35)、戸辺誠七段(36)、三枚堂達也七段(29)の3人は、チーム力向上のために力を合わせて「ダーツ」に挑戦した。静と動と全く異なる競技ながら、飛び交うのは「将棋用語」!?自戦解説満載のダーツ大会に、SNS上では「わかりにくいはずなのにわかりやすいw」「さすが勝負師!」「全員ダーツうますぎる…」など多数の声が寄せられていた。
【映像】チーム天彦がダーツに挑戦!301達成できるまで帰れません!
元来交流があるメンバーで結成されたチーム天彦は、より一層チームの絆を深めるためにダーツに挑戦。ダーツ経験者でもある三枚堂七段を中心に、持ち点301からスタートし、最後にぴったり0にできればクリアとなる「ゼロワン」にトライした。
“成功するまで帰れません”というルールながら、協力して数字を順調に減らしていくチーム天彦。終盤に差し掛かると、三枚堂七段がダーツ上部に設置されたモニターを指さし、「これはいきなり上がれますね」。モニターには将棋で言うところの“詰み手順”ともいえる「チェックアウト」が表示されており、その数字通りに投げ込むことができればクリアとなるというもの。「(表示通りに)3回連続でトリプルに当てれば詰ませられるっていうことです!」と説明を加えていた。
次の投者となった戸辺七段は、モニターに視線を上げると「お!私にも詰み手順が見えているようですが…」と話すと、三枚堂七段は達観した表情で「将棋と違って(示された箇所に)“さす”のが難しいんですよね~」と語っていた。勝負師の3人とあり、当初に設定された「301」を簡単にクリア。次の関門として「501」にも挑戦したが、戸辺七段、佐藤九段が「BULL」を連発し、こちらも難なく突破して見せた。
ダーツ板を将棋盤に見立てて位置を説明するなど、随所に将棋用語を散りばめたダーツ大会に、ファンも興味津々。SNS上には「将棋用語でわかりにくいはずなのにわかりやすいw」「戸辺先生がビシビシ決まってかっこよかった」「三枚堂先生かっこいい!」「さすが勝負師!」「先生方、格好いいなあ」「全員ダーツうますぎる…」「天彦リーダー、ダーツでも優雅ってどういうこと?」など多くの声が寄せられていた。
最後は「701」に挑戦し、こちらもクリア。3人はご褒美の特製ケーキプレートを味わい、「いっぱい投げた後だから甘いものがしみますね」と満面の笑みを浮かべていた。ダーツのチーム戦を通じてより一層絆を深めた3人は、それぞれの名前から一文字ずつ取った「天辺堂」をチーム名に決定。佐藤九段は「みんなで和気あいあいと、難しそうなモードもクリアできてすごく楽しかったですね。優勝目指して頑張って頑張るぞー!」と呼び掛け、3人で拳を突き上げていた。
◆ABEMAトーナメント2023 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり、今回が6回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士14人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全15チームで行われる。予選リーグは3チームずつ5リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)