1歩踏み間違えれば命の危険が伴う過酷な道中で、まさかの事態が発生する場面があった。
『ナスD大冒険TV』では、「天空のヒマラヤ部族 超完全版 春〜夏そして、2回目の冬絶景 編」と題した企画がスタート。合計で150日間におよぶ長期取材の模様をお届けする。
標高5500メートルの峠越えを目指す一行。1歩踏み間違えれば命の危険が伴う過酷な道中で、まさかのハプニングが起きてしまった…。
なんと一緒に旅を続けていたカッツァルが崖から転落。命を失ってしまったというのだ。元テレビ朝日の“伝説の辺境”ディレクター・大谷映芳氏は狭い道でカッツァル同士がぶつかってしまい、落下してしてしまったことをナスDに伝えた。その上で、ナスDは「そういう道を僕らも行ってるから気をつけないと」とチームに呼びかけた。
そんな中、意気消沈している撮影メンバーが…。カッツァルの飼い主であるマン・ロカヤ氏は「俺はカッツァルのすぐ後ろを歩いてたんだ。落ちそうになったから、助けようと思って、手を伸ばしたんだけど、届かずに崖を落ちていったよ」と振り返った。
それからロカヤ氏は「死んだカッツァルは俺の両親と同じ。とても大切な家族の一員だったんだ。スゴく悲しいよ」と言いながら、涙を流した。
夜になり食事の時間になっても、ナスDは転落事故に責任を感じ、普段よりおとなしい…。翌朝になっても、元気のない、ナスDを気遣い大谷氏はいつもより多く喋っていた。
スタジオのバイきんぐ西村瑞樹はこの現実を受け、「過酷ですねぇ…」とコメント。その上で「ちょっと忘れてましたけど、道中がそのぐらい過酷だということを再確認しましたね……」と表情を引き締めた。
それから「僕らは前に進むしかない」と気持ちを切り替えたナスD。そんな中、標高5000メートルを超えた過酷な環境の中で、ちょくちょく撮影隊を置いて先回りする姿が……。
どうやらナスDは先回りして登山しながら越えてきた峠と、仲間のために死んでしまったカッツァルが生きていた時の絵を描き上げていた。
しかし、その先にも試練は続く。ナスDは果てなき旅路の途中だ。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)